HOME > ニュース > 日本TI、DAPなどのポータブル機器向けの低消費電力DSPを開発

DAPなど向けとNCヘッドホンなど向けの2製品

日本TI、DAPなどのポータブル機器向けの低消費電力DSPを開発

2010/09/17 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
日本テキサス・インスツルメンツ(株)は、業界で最も低消費電力を実現したDMPなどのポータブル機器向デジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)「TMS320C5504」と「TMS320C5505」を発表した。

「C5504」および「C5505」プロセッサは、1.05V駆動時のアクティブ消費電力が0.15 mW/MHz未満、待機時も同0.15mW未満という数値を実現。両製品とも大容量オンチップ・メモリと複数のペリフェラルを搭載し、現行のC55xプロセッサーと比べてシステムコストを20パーセント以上削減できるという。また、ダイナミック・ボルテージ・スケーリングと周波数スケーリングにより、最適な周波数で電池を最大限に使えるため、現行のC55xプロセッサと比べてバッテリ寿命を最大40パーセント延長させる。

「C5504」は、256KBのオンチップ・メモリーを搭載し、DAPやICレコーダーなどの製品に向けて性能と消費電力レベル(待機時/アクティブ時)のバランスを最適化した製品。

「C5505」ではさらに、LCDインターフェイス、高速フーリエ変換(FFT)用ハードウェア・アクセラレータを集積し、64KBのオンチップ・メモリーも追加。ノイズキャンセル機能付きヘッドホンや楽器、医療用監視装置、生体認証センサーなどのアプリケーションに向けたものだとしている。

【問い合わせ先】
日本テキサス・インスツルメンツ(株)
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
http://www.tij.co.jp/pic

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック