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4K2Kテレビの民生市場登場に合わせて搭載機を市場投入へ

三菱電機、4K2KテレビにフルHD映像を鮮明表示する超解像技術を開発

公開日 2010/02/16 12:00 ファイル・ウェブ編集部
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多重解像度解析を用いた超解像技術概念図
三菱電機(株)は、4K2Kテレビの画面に現行のフルHD映像を鮮明に表示する超解像技術を開発したと発表した。

4K2KテレビでフルHDの映像を表示する場合、テレビの画素数に合わせて画素を補間する必要があるが、画素を単純に拡大するだけではぼやけた不鮮明な映像となってしまう問題があった。今回の技術はこの問題に対応するためのもの。

同社では独自の超解像アルゴリズムを開発。同アルゴリズムでは、多重解像度解析技術で1フレームのフルHD映像から複数の解像度で高周波成分を抽出し、4K2Kに拡大した際に持つべき高周波成分を推定。得られた高周波成分と拡大映像を合成することで、高周波成分を持った鮮明な拡大映像を生成する。

超解像アルゴリズムは、1フレームのフルHD映像とその縮小映像から高周波成分を推定。これにより大容量のフレームメモリーを必要とせず、演算量も少ないため、安価なハードウェアでリアルタイム処理が実現できるという。

同社では、4K2Kテレビの民生市場登場に合わせ、本技術を搭載した商品を市場投入していくとしており、国内25件、海外5件の特許出願を済ませている。

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