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3D映像伝送に対応した新ポートプロセッサー「SiI9389」も登場

シリコンイメージ、 HDMI1.4の機能をサポートする新たな製品群を発表

公開日 2009/07/28 18:57 Phile-web編集部
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米・シリコンイメージ社は、HDMIの最新伝送規格であるVer.1.4対応のトランスミッターとレシーバーIPコア、ポートプロセッサーなどを含む、新たな商品群の開発を発表した。

HDMI Ver.1.4の規格内容については、本年5月にHDMI Licensing,LLCが開催したプレスブリーフィング(関連ニュース)において、HDMIイーサネットチャンネルをはじめ、3DオーバーHDMI、4K2Kサポート、オーディオリターンチャンネルなど新機能が新たに付加されることが明らかにされた。例えば、HDMIイーサネットチャンネル機能が追加されることにより、HDMIケーブル1本の接続で、HD映像、オーディオ、データの統合伝達のみならず、高速双方向コミュニケーションも実現されるようになる。HDMIイーサネットチャンネル対応のデバイスは、シリコンイメージの開発によるIPコアと、それぞれのイーサネット トランシーバを使うことで1本のHDMIケーブルを介して100Mbpsイーサネットによるデータの送受信が可能になる。シリコンイメージが開発するVer.1.4対応のトランスミッタとレシーバIPコアについては、Ver.1.3以前のHDMI規格とも下位互換を備えているという。

また、3D映像伝送などHDMI 1.4の機能に対応するする新ポートプロセッサー「SiI9389」も発表された。3D映像伝送対応ポートプロセッサーは本機が初。

「SiI9389」は、HDMI 1.4の機能のうち、3D映像伝送、100Mbpsでのデータ通信も行える「HDMIイーサネットチャンネル」、1本のHDMIケーブルを通して高性能なS/PDIFシグナルを送り、映像・音響機器システム間の接続を簡素化する「オーディオリターンチャンネル」、視聴するソースとテレビのモードを最適に調整する「コンテント タイプビッツ」に対応している。

そのほか既に発表されているSiI9334、SiI9136、SiI9223、SiI9233などについても3D映像伝送への対応が行われた。

今回の発表にあたり、シリコンイメージ社のDirector of Business DevelopmentでるRon Richter氏は「当社の新しいIPコアの導入にともない、引き続きHDMI技術におけるシリコンイメージのリーダーシップが立証される」とコメント。同社が開発する、HDMIイーサーネットチャンネル機能などを含むIPネットワークプロトコル技術「LiquidHD」などにより「さらに優れた接続性が実現され、HDMIを介した3D技術やHDMIイーサネットチャンネル等の新規格をベースにした技術が家電機器に、新たな改革をもたらす可能性が生まれつつある」と述べている。

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