ソニー、デジタルNC機能搭載のカナル型イヤホンなどヘッドホン3機種を発売

■オーバーヘッド型「MDR-NC600D」は「NC500D」をマイナーチェンジ

「MDR-NC600D」は、デジタルノイズキャンセリング機能を搭載したオーバーヘッド型のヘッドホン。2008年4月に発売された「MDR-NC500D」のマイナーチェンジ版で、ハウジングのデザイン変更などがなされている。

ハウジングデザインでは、「MDR-NC500D」でシルバーだったロゴとシールPOPをゴールドに変更。また、キャリングケースおよびパッケージも小型化し、持ち運びしやすい仕様となった。

周囲の騒音を分析し、最適なキャンセル機能（モード）を自動で選択する「AIノイズキャンセリング機能」を搭載するなど、スペック面は「MDR-NC500D」を継承。再生音をデジタル補正する「デジタルイコライザー」も搭載し、約99%の騒音低減能力を有している。

ドライバーには大口径の40mmユニットを採用。ハウジングおよびハンガー部にマグネシウム、ヘッドバンド部に超々ジュラルミンを採用することで、軽量化も実現している。

■新回路を採用したカナル型のアナログNCイヤホン「MDR-NC33」

「MDR-NC33」はアナログ式のノイズキャンセリング機能を搭載したカナル型イヤホン。新開発の回路を採用することでノイズキャンセリング性能と電磁持続時間を向上させている。


同社による航空機シミュレートノイズ下における総騒音抑制量は約10dB（約90%）。前モデル「MDR-NC22」（関連ニュース）の約9dB（約87.4%）から向上させた。

また、新回路により消費電力も大幅に削減。「MDR-NC22」ではアルカリ乾電池使用時の電磁持続時間は50時間だったが、本機では100時間へと数値を伸ばしている。

ドライバーには13.5mm径のユニットを搭載し、再生周波数帯域は10Hz〜22KHz。音圧感度はノイズキャンセリング使用時で98dB/mW、未使用時で99dB/mW。また、バーティカル・イン・ザ・イヤー方式を採用し、優れた装着感とクリアな音質の両立を図っている。

カラーバリエーションには、「ブラック」「ホワイト」「バイオレット」「レッド」の4色を用意。駆動には単4形乾電池1本を使用する。そのほか、S/M/L各サイズのハイブリッドイヤーピースやキャリングポーチなどが付属する。

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