HOME > ニュース > 東芝、2008年度の決算を発表 − グループ全体の純損失は3,436億円

デジタルプロダクツ部門ではテレビが健闘

東芝、2008年度の決算を発表 − グループ全体の純損失は3,436億円

公開日 2009/05/08 18:24 Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
(株)東芝は、2008年度の決算を発表した。

2008年度の東芝グループの売上高は6兆6,545億円。営業損失は2,502億円で、純損失は3,436億円となった。東芝単独では、売上高3兆2,138億円、純損失は1,232億円。

セグメント別では、電力・原子力システムなどの社会インフラ部門が高い利益水準を維持したものの、半導体事業などの電子デバイス部門、HDDやテレビなどのデジタルプロダクツ部門、家庭電器部門などが大幅に悪化。デジタルプロダクツは売上高2兆4,675億円。HDDが大幅に減収したものの、製造原価低減や固定費削減によりテレビが改善したことや、HD DVD事業の終息により、営業損失142億円まで改善したという。

2009年度の事業見通しは、グループ全体で売上高6兆8,000億円、営業損益1,000億円、純損失500億円。東芝単独では売上高3兆3,500億円、純損失は650億円との数値を示した。セグメント別では、デジタルプロダクツ部門で、08年度大きく落とした携帯電話事業やHDD装置の改善などにより増益を予想し、売上高2兆4,500億円・営業利益250億円とした。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック