シャープ、光センサー液晶のタッチパッドを搭載した10.1型ノートPC“Mebius”を発売

■タッチセンサーでパソコンの新時代を築く − 発表会詳報

本日都内で行われた発表会では、冒頭で同社代表取締役 副社長執行役員 商品事業担当の松本雅史氏が登壇。「1年振りとなる“Mebius”新製品は、特に力の入った製品。10.1型というサイズからネットブックと思われるかも知れないが、ネットブックを更に使いやすくしたノートパソコンと言えるだろう」と切り出す松本氏。

「これまでも“液晶のシャープ”らしいPCを世に送り出し、市場の先駆者としての役割を担ってきた。光センサー液晶タッチパッドは、“入力革命”を起こすもの。つまり、手書き文字の入力など従来のパソコンにはなかった楽しみ方を提供してくれる革新的なものだ」と自信をあらわにした。

松本氏は「今回の製品発売にあたりサイトを一新し、100名のモニターを募集したところ、1日で1万人以上の方からお申し込みをいただいた。これはメビウスへの期待の表れだと考えている。光センサー液晶タッチパッドは、まだまだ活かし方が沢山あるはず。モニターからの意見を募り改良を図るほか、新企画の参考にもしていきたい」と締めくくった。

なお今後はより安価なモデルなども出しラインナップを拡充予定。また、他のPCメーカーにタッチパネルを販売することで、市場創造を狙うという。松本氏からは「タッチセンサーでパソコンの新時代を築く」という力強い言葉が飛び出した。

また、会場には、マイクロソフトのダレン・ヒューストン氏からもコメントが寄せられた。ダレン氏は「光センサー液晶搭載の新しいノートパソコンのお披露目にお祝い申し上げる。まさしく素晴らしい製品で、拡張されたタッチパネル機能はユーザーに“入力革命”をもたらすでしょう。私たちは、『タッチ操作』がマイクロソフトのこれからの製品開発に大きな影響を与えるだけでなく、コンシューマーPC市場のカギとなる特長になりうると確信している」とコメントし、大きな期待を寄せていた。