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HDビデオカメラ満足度1位はパナソニック − J.D.パワー調査

2008/08/05
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(株)J.D.パワー アジア・パシフィックは、2008年の国内デジタルビデオカメラの顧客満足調査結果を発表した。

同社が国内のデジタルビデオカメラの満足度を調査するのは今回が初めて。2006年5月から今年4月に発売されたデジタルビデオカメラを購入したユーザーに対し、今年5月にインターネットで調査を実施。9,009人から回答を得た。

調査の対象となったのは7メーカーの93モデル。HD画質モデルとSD画質モデルに分け、満足度スコアを1,000ポイント満点で算出した。調査の対象となった項目と、総合満足度に対する影響度は以下の通り。なお、「デザイン」には、本体のサイズや持ち運びやすさといった評価項目も含まれている。

・「機能・性能」(HD画質30% / SD画質27%)
・「操作性」(HD画質18% / SD画質20%)
・「映像/音声品質」(HD画質21% / SD画質18%)
・「デザイン」(HD画質32% / SD画質35%)

HDビデオカメラの総合満足度を構成するファクター

注目のHD画質モデルは、パナソニック/ソニー/三洋/キヤノン/ビクターの5社が対象となった。調査結果では、パナソニックが655ポイントで第1位となり、僅差で2位にソニーが付けた。以下、3位は三洋、4位はキヤノン、5位にビクターが続いた。同社によれば、パナソニックは各項目で満遍なく高評価を集め、総合評価で1位となったが、項目別に見ると、ソニーは「機能・性能」「操作性」「映像/音声品質」の3項目で1位に、また三洋は「デザイン」で1位となったという。

HDビデオカメラの顧客満足度ランキング(1,000ポイント満点)

なお、SD画質モデルは6メーカーが対象で、結果は1位から順に三洋、ビクター、ソニー、パナソニック、日立、キヤノンとなった。ただし、総合満足度は1位の三洋が617ポイント、6位のキヤノンが590ポイントで、あまりポイントの差は開いていない。SDモデルでも、ソニーが「機能・性能」「操作性」「映像/音声品質」の3項目で1位となり、デザインでは三洋が他を大きく引き離したという。

前述の通り、「デザイン」項目には本体サイズなどの項目が含まれており、この項目で高い評価を得たメーカーが、HD/SDの両方で高い評価を獲得した。同社では、ビデオカメラの購入目的として乳幼児撮影を挙げるユーザーも多かったとし、HDビデオカメラ利用者が「今後数年にわたり子供の成長記録を撮影することを前提に商品選びをしていることが推察される」としている。

(Phile-web編集部)

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