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「PASS会」が第2回総会を開催 − AV市場の発展目指し研究会などで組織力・経営力強化図る

公開日 2008/04/17 17:43
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パイオニアの認定小売店会であった旧“PASS店”をベースに、地域に密着した全国の家電店とパイオニアマーケティングにより、2007年8月に発足された“PASS会”が、第2回目となる総会を16日に開催した。

PASS会 総会の様子

総会では、発足以来の2007年度の活動報告や新規入会法人の紹介、今後の活動方針や予算案の承認などが行われたが、開催に先立って来賓であるパイオニアの常務執行役員 西川文太郎氏が挨拶をした。


パイオニア(株)常務執行役員 西川文太郎氏
「厳しい環境の中、PASS会の力を合わせた活躍に敬意とお慶びを申し上げます。パイオニアはプラズマテレビKUROにおいて、価格ではなく価値を訴求するべく営業政策を転換するとともに、皆様のご協力のもとにお客様体験の場を拡げる活動を続けてきましたが、やったかいがあったという思いを実感しています。小さな事をひとつひとつ積み重ね、ひとりひとりのお客様にいかに価値を伝えるかが商売に影響します。KUROやオーディオ製品などを通じて、皆様とともに日本に新しい市場をつくりたいと思います。皆様の積極的な活動を、パイオニアも全力をあげてバックアップいたします」(西川氏)。

さらに議事に先立っては、PASS会会長であるシキデン代表取締役 式地秀豊氏が挨拶をした。


シキデン代表取締役 式地秀豊氏
「昨年のPASS会発足以来、経済環境はめまぐるしく変化し、AVも厳しい状況が続いています。3月7日のパイオニアによるプラズマパネル生産撤退のニュースは衝撃でした。価値訴求、価値販売はどうなるのかと心配しましたが、翌日パイオニアマーケティングの校條社長よりご説明を受け、ほっとしました。パイオニアは次の第9世代までプラズマパネルの生産を続け、第10世代から外部からの供給により生産するということですが、パイオニアの設計・企画により、そのDNAは変わることなく息づいているということです。安心してパイオニアのプラズマテレビを販売していきたいと思います。PASS会の活動は始まったばかりですが、経営販売研究会の開催を皮切りに、インストール販売研究会、ディスプレイ販売研究会、オーディオ販売研究会とこれから相次いで開催されます。皆様のバックアップで、充実した会にしていきたいと思います」(式地氏)

活動報告では、会報誌「PASS」の発行や、webサイトの立ち上げ準備がすすめられていることなど、具体的な内容が報告された。webサイトは会員のコミュニケーションツールであるとともに、PASS会の内容を紹介し参加を促すPR要素をもつものと位置づけられている。また3月に経営研究会が2日間にわたって35法人出席で開催されたことと、これを皮切りに4月にインストール販売研究会、5月にディスプレイ販売研究会、7月にオーディオ販売研究会が順次開催されることが報告された。

また今回紹介された新規入会法人は14法人であり、PASS幹事会での審議の上推薦され、総会において入会が可決された。これによりPASS会会員は、全202法人となっている。

2008年度の活動方針としては、個々の法人の経営力強化、PASS会の組織力強化、新規のお客様の開発に努めていく。PASS会組織力の強化にあたっては、会員数増加を図り、数年後300法人となることをめざす。また会員同士の情報交換と信頼関係構築のためにwebサイトを立ち上げるほか、人材育成策として、前述の4つの研究会開催をベースに経営・販売の勉強を進め、参加者同士の自己研鑽にもとづく人材の育成を支援していく。新規顧客開発については、PASS会のサイトを通じて接点を拡大していくことでお客様を開発、会員化を図るしくみづくりを検討していく。新規ビジネスとしては、PASS会研究会を通じて新しいライフスタイルを提案していくビジネスを展開していく。

個々の法人の経営力強化、PASS会の組織力強化などを進める活動方針が発表された

以上のようなことを通じ、PASS会では、これまで以上に情報を共有していく環境をつくりあげていくとともに、会員同士の連帯を深め、経営強化を図り、あくなき成長の追求のために活動していくことが再確認された。

(Senka21編集部)

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