富士フイルム、360度顔検出機能などを搭載したデジカメ5機種を発売

2008年01月24日
富士フイルム(株)は、同社デジタルカメラ“FinePix”ブランド10周年記念モデルを含む新製品5モデルを発表した。ラインナップは以下のとおり。

<“FinePix”ブランド10周年記念モデル>
■S100FS ¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)2月下旬発売
■F100fd ¥OPEN(予想実売価格45,000円前後)3月中旬発売

■S8100fd ¥OPEN(予想実売価格50,000円前後)2月下旬発売
■J50 ¥OPEN(予想実売価格25,000円前後)2月下旬発売
■J10 ¥OPEN(予想実売価格20,000円前後)3月中旬発売

■S100FS

S100FS

S100FSの背面部
“FinePix”ブランド10周年を記念したフラグシップモデル。風景写真撮影に最適な撮影モードを用意し、「ネイチャーフォト向けモデル」を謳う。レンズには28mm〜400mmのフジノン製光学14.3倍ズームレンズを採用している。

新開発の有効画素数1,110万・2/3型 スーパーCCDハニカムVIII HRを搭載。デュアルA/Dコンバーターと14bitデュアルチャネル出力構造を組み合わせ、高速データ処理を実現している。これにより、ダイナミックレンジを従来の4倍に拡大。撮影シーンに合わせてダイナミックレンジを100/200/400%の3段階から選択することができ、豊かな階調を表現することなどが可能だという。

「ダイナミックレンジブラケティング」など3種類のブラケティング機能を備え、一度のシャッターで撮影条件の違う3種類の画像が撮影可能なほか、フィルムを選ぶ感覚で色彩や階調表現モードを選べる「フィルムシミュレーションモード」を、ロングズーム機として初めて搭載している。

■F100fd

F100fd

F100fdの背面部。カラーはシルバーとブラックを用意する
“FinePix”ブランド10周年を記念したフラグシップモデル。「最強コンパクトデジカメ」を謳っている。レンズには28mm〜140mmのフジノン製光学5倍ズームレンズを採用している。

撮像素子として有効画素数1,200万画素の1/1.6型 スーパーCCDハニカムVIII HRを搭載。ISOは最高12,800となる。S100FSと同様、ダイナミックレンジを100/200/400%の3段階から選択することができ、豊かな階調を表現することなどが可能だという。


360度顔検出機能のデモンストレーションも行われた
本機は顔検出機能を強化。顔検出専用ICチップを搭載することにより顔情報のデータを増強し、正面・横・斜めなどはもちろん、上下逆向きの顔など360度の範囲で顔検出が可能となった。ただし下向きなど顔が隠れてしまうところでは検出が難しいという。また、専用チップにより検出の高速化も実現。最短0.036秒での検出が可能だ。

このほか、撮影時にサムネイルを作成することで、記録した画像を10コマ/秒で高速再生できる機能や、一度に100コマの画像を表示できる「マイクロサムネイル」機能を搭載している。

■S8100fd

S8100fd

「ズームアップ3枚撮り」機能を使用している場面
撮像素子として有効画素数1,000万画素・1/2.3型CCDを搭載。前モデルとなるS8000fdから引き続いて27mm〜486mmのフジノン製光学18倍ズームレンズを搭載したロングズームモデルだ。ISOは最大6400となる。

新機能として「ズームアップ3枚撮り」「ねらい撮りズーム」を搭載。「ズームアップ3枚撮り」は、一度シャッターを押すだけで撮影した画像のほか、等倍写真からトリミングした1.4倍/2倍の3段階で記録することが可能な機能。「ねらい撮りズーム」は望遠機能使用時、モニターに2段階のガイドフレームを表示することで、撮影したい被写体の周辺部も確認しながらの撮影ができる機能となる。

■J50/J10

J50(左)/J10(右)

J50(左)/J10(右)の背面部

幅広い年代層をターゲットに、気軽な使用を想定した新“Jシリーズ”2機種となる。両機とも撮像素子として有効画素数815万画素の1/2.5型CCDを搭載。J50は2.7型、J10は2.5型のTFTカラー液晶モニターを備えている。

J50は光学5倍ズームレンズを搭載しており、スポーツ観戦や風景写真撮影などの用途を想定。J10は「スリムなデザイン」をコンセプトに、持ち歩きやすい薄さ19mmのボディを実現している。

■「写真メーカーの強みを活かした製品づくり目指す」 ー 発表会詳報

同社は本日、都内で上記新製品の発表会を開催した。新製品のマーケティング戦略について説明した同社電子映像事業部 営業部長の三ツ木秀之氏は「デジタルカメラ市場は拡大傾向にあり、2008年度は1億2,000万台市場にまで成長するだろう」と予測した。今回発表したラインナップは、10周年記念モデルで「FinePixブランドの強化」を、そして他3機種で「多様なニーズへのフィット」を図り、コモディティ化しつつあるデジタルカメラ市場内で一歩先んじた価値を創造しようとするものであるという。

富士フイルム(株)三ツ木秀之氏

新製品のターゲットセグメント

FinePixブランドの今後の商品展開ビジョン

三ツ木氏は「今後FinePixブランドは、同社独自技術を投入した“作品撮りカメラ”、デザイン性などで若年層や女性層にアピールする“フォトコミュニケーションカメラ”、操作性を向上させシニア層にアピールする“旅カメラ”の3つを主なコンセプトに、幅広いニーズにマッチした製品を発表していく」との方針を示した。

続いて、富士フイルムイメージング(株)代表取締役社長の杉原和朗氏が登壇。国内販売戦略を説明した。

富士フイルムイメージング(株)杉原和朗氏

FinePixブランドの歩みを振り返り、更なる飛躍への意気込みを明らかにした

杉原氏は、デジタルカメラユーザーの70%以上がオートモードで撮影を行っていることを挙げ、おまかせで綺麗な写真撮影が可能なカメラの必要性を指摘。「FinePixは写真メーカーである富士フイルムが蓄積した技術を搭載し、高感度・高画質・高階調表現を実現。シャッターを押すだけで誰でも綺麗な写真が撮れる」とその優位性をアピールした。

同氏は最後に「今年10周年を迎えたFinePixブランドは、“目で見たまま撮れる”をコンセプトに、常に新しい写真技術を投入してきた。今後とも写真メーカーならではの独自技術で“真の写真画質”実現を目指す」と発言。また、2008年度は市場シェア15%を獲得したいという意向も明らかにし、発表会を締めくくった。

なお発表会には、引き続きFinePixのCMキャラクターを務める、モデルの蛯原友里さんからもメッセージが寄せられた。蛯原さんは「FinePixはカンタンにすごく綺麗な写真が撮れるので普段も愛用しています。撮るのは日常スナップが多いのですが、FinePixの高画質を活かしたアーティスティックな写真を撮って、いつか写真展なんかにもチャレンジしてみたいですね」と、同社製品を使用してフォトライフを楽しんでいる様子をアピールした。

蛯原友里さん

蛯原さんはZ100fdを愛用しているとのこと

【問い合わせ先】
お客様コミュニケーションセンター
TEL/03-5786-1712


(Phile-web編集部)
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  • ブランドFUJIFILM
  • 型番S100FS
  • 発売日2008年2月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)
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