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マランツ、ネイティブコントラスト1万対1を実現したフルHD DLPプロジェクターを発売

2007/10/19
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(株)マランツ コンシューマー マーケティングは、投写デバイスにフルHD DLPチップを搭載したホームプロジェクター「VP-15S1」を11月中旬から発売する。価格は980,000円(税込)。


VP-15S1
本機は、今年の9月に米国で開催されたCEDIA EXPO 2007会場にも展示され注目を集めたモデル(関連ニュース)。同社初のフルHDプロジェクター「VP-11S1」の後継機種にあたるモデルで、1920×1080画素の表示に対応するTI社製のフルHD DLPチップを搭載する。パネルのドライバーには、TI社が新たに開発した「DDP3021」を2基並列に搭載することで、ミラーの正確な制御と12ビットのガンマ処理を実現している。

コントラスト値は前機種VP-11S1の6,500対1を凌ぐ、ネイティブコントラスト10,000対1を実現。暗部、明部が混在する映像にも高いコントラスト表現を可能にしたほか、豊かな階調と滑らかなグラデーションを表現する。


背面端子部

天板操作パネル
HDMIは2系統を搭載。Ver.1.3に準拠し、12ビットのDeepColorとリップシンクに対応している。

ビデオプロセッサーにはVP-11S1でも採用実績のあるジェナム社製「GF9351」を搭載。0.13μmの製造プロセスにより、低消費電力化やクロックスピードの高速化などを実現。スケーリング性能や4つのVXPテクノロジーがさらに向上しているという。

絞り機構はデュアルアイリスを採用。VP-11S1では投写レンズ内(DLPチップ通過後)のみに搭載していたアイリスを、ランプ側(DLPチップより前段)にも搭載し、両方の調整により明るさとコントラストを任意のポジションで設定できる。

■デュアルアイリスの設定
アイリスポジション
照明側 アイリス
レンズ側 アイリス
状態
1
コントラスト最大
2
中間
3
明るさ最大


※初出時、アイリスポジション「1」「2」の際のレンズ側アイリスを「開」と表記しておりましたが、「閉」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。


付属のリモコン
カラーホイールはOerlikon社製のデバイス「SilentWheel」を新たに採用。動作音が小さく、長寿命という特長を備える。本カラーホイールは輝度を向上させるため、RGBRGBの6セグメントタイプを採用している。カラーフィルターの特性と各セグメントの角度は新たに見直され、新開発されている。ホイールの口径は直径98mm。この大口径のホイールとデュアルアイリス、光学エンジンの改良により、ランプモード「ノーマル」時に1000ANSIルーメンの高輝度を達成している。

付属のリモコンは全キーにバックライトを搭載し、視聴環境での操作性を高めている。

【問い合わせ先】
(株)マランツ コンシューマー マーケティング
お客様相談センター
TEL 03-3719-3481

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドMARANTZ
  • 型番VP-15S1
  • 発売日2007年11月中旬
  • 価格¥980,000(税込)
【SPEC】●パネルデバイス:0.95 1080p DLPチップ ●パネル画素数:1920×1080 ●ランプ:200W SHP ●明るさ:1000ANSIルーメン(ノーマル) ●コントラスト比:10,000対1 ●ズーム倍率:1.45マニュアル ●投影画面サイズ:70〜250インチ ●接続端子:HDMI×2、コンポーネント×2、コンポジット×1、S映像×1、RGB×1、RS-232C×1 ほか ●消費電力:350W(待機時1.0W未満) ●外形寸法:405W×158H×481Dmm ●質量:13kg