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<大橋伸太郎のCEDIAレポート>日立、プラズマと見紛う42V型フルHD液晶に注目

公開日 2007/09/11 11:46
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昨年の日立は試作段階の薄型テレビにとって条件過酷な“THE MILE HIGH CITY”(標高海抜1マイルの高地)デンバーに1080ALISの42V型、フルハイビジョンALISパネルの50V型/60V型試作品を展示、自信と安定感で来場者を驚かせた。

日立のブース外壁にウォールマウントで展示された50Vと60Vのプラズマテレビ



ブース内のインテリアを模したコーナーのパーテションにウォールマウントされた液晶42VフルハイビジョンL42-V651
今年の日立は50Vと60Vのフルハイビジョンテレビをブース外壁に展示、これらが中心だが、ブース内側のパーテーションで目が止まった。“42inchis Full-Hivijon Terevision”とあるではないか。昨年のCEATECで展示したフルハイビジョンALISパネルのプラズマと同じ物とばかかり思って、ブースのアメリカ人担当者をつかまえて“Does it have Full Hi-vision ALIS panel inside?”と訊いたら、首を横に振る。“So Extended ALIS panel is inside?”と聞き返したら、“No,It is not a PLASMA TV. It is a LCD TEREVISION.So IT move in Progressive”だって! そう、42Vのフルハイビジョン液晶テレビだったのである。L42-V651という品番の下に展示されているから、近日発売されるのだろう。

日立製作所(正しくは日立ディスプレイズ)が出資するIPSのパネルかどうかは不明。薄暗いブースの中に展示されていたが液晶の画質は非常に良好だった(プラズマと間違えたくらいですから)。

(大橋伸太郎)

筆者プロフィール
1956年神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。フジサンケイグループにて美術書、児童書を企画編集後、 (株)音元出版に入社、1990年『AV REVIEW』編集長、1998年にはホームシアター専門誌『ホームシアターファイル』を刊行した。2006年に評論家に転身。西洋美術、クラシックからロック、ジャズにいたる音楽、近・現代文学、高校時代からの趣味であるオーディオといった多分野にわたる知識を生かした評論活動を行っている。

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