HOME > ニュース > ソニー、ハイビジョン映像を無線伝送可能な“ロケフリ Home HD”を発売

ソニー、ハイビジョン映像を無線伝送可能な“ロケフリ Home HD”を発売

公開日 2007/09/05 17:54
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、「ロケーションフリー」の新製品として、ハイビジョン映像信号を無線伝送可能な“ロケフリ Home HD”「LF-W1HD」を12月1日より発売する。送信機と受信機のセットで、価格はオープンだが50,000円前後での販売が予想される。

LF-W1HD

LF-W1HDの受信機背面部

LF-W1HDの送信機背面部

本製品は送信機にハイビジョンレコーダー/プレーヤーやCSチューナー、CATVのSTBなどを接続し、受信機と接続した別の部屋のテレビなどに映像信号を伝送するというもの。ロケーションフリーという名称は付いているが、インターネットを介した映像の伝送は行えない。送信機と受信機のペアリングは、双方の電源を入れるだけで完了する。

送信機はD4入力端子、受信機にHDMI出力端子、D4出力端子を搭載。入力は最大720pまで対応し、1080iの入力ももちろん可能。同社独自のLSIにより、HD映像信号をMPEG-4 AVCにエンコードし、無線伝送する。エンコードの際は解像度の変換は行わず、受けた信号をそのまま圧縮する。ビットレートは最大10MbpsのVBRで、画面解像度などにより自動で設定される。

伝送距離は約30m。ハイビジョン映像をワイヤレス伝送可能な民生機器の発売は業界初だという。

送受信機ともに6本のアンテナを持ち、使用環境に合わせて最適なアンテナを自動選択する。使用周波数帯域は、障害物などの影響を受けにくい2.4GHz帯(IEEE802.11b/g)の1/6/11ch、または電波干渉の少ない5GHz帯(IEEE802.11a)の36/40/44/48ch(W52)。2.4GHzと5GHzは選択が可能で、初期段階では5GHzに設定されている。

付属のリモコンを使って、送信機に接続されている機器を受信機側から再生、早送り・早戻り操作することが可能。送信機にはAVマウス出力も設けられている。またリモコンスルー機能も搭載しており、送信機に接続するビデオ機器などに付属しているリモコンを使って、そのまま受信機から遠隔操作することも可能だ。

【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
お客様ご相談センター
TEL/0570-00-3311(ナビダイヤル)
TEL/03-5448-3311(携帯電話・PHSの場合)

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックやデータを見る
  • ブランドSONY
  • 型番LF-W1HD
  • 発売日2007年12月1日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格50,000円前後)
【SPEC】<送信機>:D4入力1、D1/D2/D3/D4出力×1、コンポジット映像入出力各1、アナログ音声入出力各1、AVマウス出力1
<受信機>HDMI出力1、D1/D2/D3/D4出力1、コンポジット映像出力1、アナログ音声出力1 ●使用無線周波数帯(準拠規格):2.4GHz帯(IEEE802.11b/g) 1,6,11ch、5GHz帯(IEEE802.11a) 36,40,44,48ch(W52) ●最大外形寸法(スタンド付き):送信機・受信機各約135W×208.3H×135Dmm(最大突起含まず)●質量:約1.2kg(送受信機セット)