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鈴木桂水氏が体験する「NETJUKEのある生活」 − 第1回:NET JUKEのどこがスゴイのか?

2006/11/17
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HDD&DVDレコーダーがテレビ視聴のスタイルを一新させたのと同じく、音楽と我々の距離を劇的に近づけてくれそうなのがソニーのNET JUKEシリーズだ。NET JUKEシリーズを簡単に説明するなら「MD/CDコンポにHDDとインターネット機能がついた」と言うことになる。実はこれだけのことで、音楽にまつわる生活が変わってしまうようなユニークな機能を満載し実現している。

「NAS-D90HD」 NETJUKEシリーズの最高音質モデル。内蔵するHDDは、なんと250GB!HDD容量に余裕があるので、音楽CDと同等の音質で記録できるリニアPCMにも対応する

「NAS-D70HD」 HDD容量はD50HDと同じ80GBだが、D70HDはアルミコーンスピーカーが付属。さらに高級オーディオでも使われているS-MASTER デジタルアンプを内蔵する


「NAS-D50HD(シルバー)」 80GBのHDDを搭載するエントリーモデル。MDデッキ機能を省くことで、コストを抑えている

「NAS-D50HD(ホワイト)」
その多機能さゆえ“いったい何に使うのか解らない”ほどの、NET JUKEシリーズについて、今回は一つ一つの魅力を微に入り細に渡り連載形式でチェックして行きたい。初回は、NET JUKEシリーズの基本機能をお伝えしよう。

■内蔵HDDにCDやMD、ラジオの放送が録り貯められる

音楽CDやMD、さらにLPレコードやカセットテープなどの“音”をデジタル、アナログを問わずHDDに保存できる。タイマー予約機能を使えばFMやAMなどのラジオ放送を好きなだけエアチェックできる。ネット配信のANY MUSICで購入した曲も保存できる。

NET JUKE 外部音源からHDDへの録音フォーマット
音源
録音フォーマット
CD
PCM/ATRAC/MP3
MD
ラジオ
外部機器
(レコード、カセットテープなど)
USBストレージ
PC共有フォルダー

ANY MUSIC
(有料音楽配信)

ATRAC


HDDへの録音形式は音楽配信のANY MUSICでダウンロードした楽曲以外、PCM、AAC、MP3から選んで保存できる。PCMは非圧縮なので、音質は良いがHDDの容量は消費する。ATRACは圧縮効率が高くATRACに比べ1/10〜2/20で同等の音質を再現するという。高音質だが、ソニー製の音楽プレーヤー以外では使えない場合が多い。汎用性で選ぶならMP3で決まりだろう。ソニー製の音楽プレイヤーだけでなく、iPodなどの音楽プレーヤーでも利用できるのが魅力だ。

■LAN接続で、ホームネットワーク内のパソコンと音楽ファイルを共用できる

パソコンに録り貯めた音楽をLAN経由でHDDに保存して保存・再生が可能。外付けHDDへのデータバックアップにも対応する。

ホームネットワーク環境でのNET JUKEの活用イメージ

■HDDに録音した楽曲の検索もかんたん

HDDに保存した楽曲は「お気に入り」「アーティスト名」「アルバム別」というように、ジャンルで分けて保存するので聴きたい曲を見つけやすい。さらにソニー独自の「12音解析技術」により、HDDに保存した曲を25のジャンルに分類し、「激しいロック」や「ジャジーな曲」だけをピックアップしてまるでラジオ局の要に再生することも可能。従来は録画するだけだったが、保存した曲が多くなると、聴きたい曲がすぐに見つからない場合がある。ジャンル分け機能を使えば、より一層と聴きたい曲を探しやすくなる。

これらの機能をベースに、さらに便利な機能を利用できるようになっている。本コラムではそれらの機能が実際に使いやすいか、改善の余地はないか検証する予定だ。



鈴木桂水(Keisui Suzuki)
元産業用ロボットメーカーの開発、設計担当を経て、現在はAV機器とパソコン周辺機器を主に扱うフリーライター。テレビ番組表を日夜分析している自称「テレビ番組表アナリスト」でもある。ユーザーの視点と元エンジニアの直感を頼りに、日経BP社デジタルARENAにて「使って元取れ! ケースイのAV機器<極限>酷使生活」、徳間書店「GoodsPress」など、AV機器を使いこなすコラムを執筆中。
>>鈴木桂水氏のブログはこちら

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