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ハイビジョン商品の構成比を80%へ − ソニーが年末商戦に向けた商品展示会を開催

公開日 2006/09/13 15:50
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ソニー(株)、およびソニーマーケティング(株)は本日、同社の年末商戦向け新商品をディーラーとマスコミ向けに披露する特別展示会を都内で開催した。同社は今年末の商戦にて「ソニー ハイビジョンクオリティ」をテーマに、年内発売が予定されているBDレコーダーを含む強力なラインナップで攻勢をかける。


ソニーマーケティング(株)宮下次衛氏
始めにソニーマーケティング(株)より代表取締役の宮下次衛氏が登壇し、同社の年末商戦に向けたビジネス戦略を発表した。


ハイビジョンの普及に関連したソニーの取り組みの歴史を紹介

ソニーは今後もハイビジョンクオリティの商品を徹底訴求する
ソニーは1970年代にハイビジョン機器の開発に着手した後、業務用機器の商品化や放送局のデジタル化に大きく貢献してきた。宮下氏の説明によれば、HDカムがSRシリーズを含め、2006年8月末時点で全世界の累計出荷台数が27,000台を突破したという。コンシューマー機器についても「ソニーがエポックを創ってきた」とする宮下氏は、これまでにも記録・保存・編集・再生の全てのフェーズにおいてソニー独自の強力な商品を展開してきたことを強調した。

宮下氏は「地上デジタル放送が全国の広い地域で視聴可能になる2006年の年末は、ユーザーの楽しみ方がさらに多様化し、感動できるコンテンツが次々と誕生するだろう。ソニーは今年末を新たなハイビジョン時代が幕を開け、飛躍する年と位置づけ、ハイビジョン商品の構成比を全体の80%に近づけるようビジネスを推進していきたい」と抱負を語った。


ソニーマーケティング(株)鹿野清氏

Blu-rayディスクレコーダーも年内に発売が予定されていることが明らかになった
続いてソニーマーケティング(株)取締役常務の鹿野清氏より、ソニーの年末商戦の主役となるラインナップが紹介された。


最新のBRAVIAシリーズの展示

発表されたばかりのスゴ録シリーズ

ハイビジョン・ハンディカムのデモ展示
鹿野氏は、昨今急速に普及する地上デジタル放送と、Blu-rayフォーマットによるパッケージコンテンツの登場をはじめとするハイビジョンコンテンツの充実に大きな期待を寄せながら、年末商戦に向けて投入する薄型テレビBRAVIAシリーズの新製品や、Blu-rayディスクレコーダーを紹介した。また、デジタルビデオカメラによるパーソナルコンテンツやゲームエンターテインメントの世界にもハイビジョンが拡大していることを指摘しながら、ソニーがハイビジョンエンターテインメントの全ての側面において強力なラインナップを揃え、年末商戦に臨むことを強調した。


ソニーはハイビジョンのユーザー認知を高めていく戦略を推し進めていく

ハイビジョンコンサルティングを展開

ハイビジョン対応機器を結びつけて「感動」を提案する
年末商戦に向けた具体的なマーケティング戦略については、ハイビジョン未体験のコンシューマー獲得を推し進めるための「Hi-Vision Consulting」を様々な手法で行っていく。東京の銀座ソニービルにはハイビジョンに関する相談窓口やセミナー会場を設け、一人一人のユーザーの生活にあったハイビジョンスタイルを提案する。また、地方のユーザーにはハイビジョンに関する相談を受け付ける電話窓口を設けて対応する。店頭においてもリビングルームに近いスタイルの展示を行い、ハイビジョンの魅力を訴求していく考えだ。

さらには店頭に薄型テレビを求めてやってきたユーザーに、録画機やデジタルビデオカメラの魅力を合わせて提案するなど「プラスワンハイビジョン展示」の戦略も積極的に展開していく。

(Phile-web編集部)

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