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サンヨー、103cmで80インチの投写が可能な“超・短焦点液晶プロジェクター”を発売

公開日 2006/07/18 16:25
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LP-XL40

付属のリモコン

本体天面の操作ボタン
三洋電機(株)は、液晶プロジェクターの新製品として、短距離からの投写で大画面表示が可能な「LP-XL40」を10月より発売する。価格は522,900円(税込)で、学校などの教育機関やビジネスユースをターゲットに販売を行う。

本機は、新開発の“超・短焦点レンズ”を搭載することで近距離からの投写を実現した液晶プロジェクター。80インチの場合、103cmの距離で投写が可能だ。プロジェクターの設置場所とスクリーンをこれまで以上に近づけて使用することが可能なため、教室や小さな会議室などの小空間での使用に最適だ。

狭い空間でも大画面投写が可能に

従来機種の約2倍の画面サイズを実現

60インチなら76cmの距離で投写可能

“超・短焦点レンズ”は、同社が従来採用してきたレンズ11枚による構成に新たに大口径の非球面プラスチックレンズ2枚を追加した新開発のレンズ。同社の現行短焦点レンズでは、103cmの距離からの投写で41インチの画面サイズが最大なのに対し、本機では80インチの画面表示が可能だ。また、60インチの表示の場合、投写距離は76cmという短距離を実現している。

13枚のレンズを組み合わせた新開発のレンズ

迫力の大口径レンズ

液晶デバイスは3LCD方式を採用。表示画素数は1,024×768ドットで、明るさ1,500ルーメン、コントラスト比400対1の表示性能を実現している。

映像入力端子は、PC用のアナログRGB(ミニD-sub15ピン)2系統のほか、S映像端子とRCA映像端子を用意。別売の変換ケーブルを使用することでコンポーネント入力にも対応する。

本機背面端子部

本体側面にアラーム機能のスイッチを装備

また本機は、盗難防止を目的とした「振動感知型オーディオアラーム」を装備。常設設置時などに本機能をONにしておくことで、振動が加わったときにアラーム音を鳴らすようにセットしておくことが可能だ。アラームの音量、鳴動時間、振動感知の感度などは自由に設定することが可能だ。


商品企画部長 平尾義周氏/会長 野中ともよ氏
その他、クールダウンを待たずに電源コードが抜ける「イージーオフ機能」や電源コードを接続するだけで電源投入が可能な「オンスタート機能」、黒板に簡易投写が可能な「黒(緑)板モード」を搭載。画像補整機能は、上下の台形歪みを補正する「上下キーストーン補正」を搭載した。

同社は本日、本製品の記者発表会を開催した。発表会に出席した野中ともよ会長は、教育現場でプロジェクターの導入が増加していることを説明した上で、それらの導入事例を紹介。「学習」は、楽しむことで学ぶ「楽習」であるべきであると語り、新製品が教室での使用に最適な仕様となっていることをアピールした。

【問い合わせ先】
サンヨーレインボーコール
TEL/0120-398634

(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドSANYO
  • 型番LP-XL40
  • 発売日2006年10月
  • 価格¥522,900(税込)
【SPEC】●方式:3原色液晶シャッター投映方式 ●光学系:ダイクロイックミラー分離、プリズム合成方式 ●液晶パネルサイズ:0.6型×3枚 ●アスペクト比:4対3 ●画素数:1024×768ドット ●投映レンズ:手動フォーカス、f=8.1mm、F1.8 ●光源:200W UHPランプ ●明るさ:1500lm ●画面サイズ(投映距離):最小60型〜最大80型(約0.76〜約1.03m) ●コントラスト比:400対1 ●映像入力端子:S×1、コンポジット×1、アナログRGB×2 ●消費電力:245W ●外形寸法:320W×148H×292Dmm ●質量:3.3kg