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<会田肇のCES 2006 レポート>iPod Videoに対応したカーAVユニットがついに登場

公開日 2006/01/12 09:39
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クラリオンがCESで試作展示したiPod VIDEO対応のシステム。音楽再生時はコントロールがカーオーディオ側から行えるが、VIDEOでは不可になってしまうそうだ

CES会場で展示を行ったアルパインのiPod VIDEO対応システム。映像はDVDを見ているほど鮮明ではないが、映像の雰囲気を味わうには十分なスペックと言っていいだろう
昨年、新しいiPodで可能となって話題を呼んだiPod VIDEO。約2,000本のミュージックビデオをダウンロードして楽しめ、近い将来的にもTV番組などのコンテンツなどを予定しているとする。

既にiPodに収録した音楽ソースを車で楽しむことは珍しくなくなってきており、iPod VIDEOをカーAV機器で見たいとする希望がユーザーから出てきても不思議ではない。今年のCESではこの機能に対応したシステムを参考出品したメーカーがアルパインとクラリオンだ。いずれも完全なプロトタイプであって、市販までには少し時間がかかりそうだが、映像の表示で多少荒れが見られたものの、7型サイズで見てもそう見にくいという印象はなかった。

それどころか、映像が伴うことで音楽に臨場感が出て来るし、何よりも視覚的に訴える効果は単純に音楽を聴いているだけとは比較にならないメリットを感じる。ただ、クラリオンとアルパインではスペックが微妙に異なり、クラリオンのは音声/映像信号は対応するものの、この時のコントロールは本体から行うのみ。これに対し、アルパインはコントロールまでも対応しているという。音楽の次はビデオ映像にまで発展しそうなiPodとカーAVの関係。今後もますます密接な関係へと発展していくのは間違いなさそうである。

(会田 肇)

[ces2006]

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