HOME > ニュース > ≪A&V FESTA 2004レポート≫パイオニアブースにTADのブックシェルフが登場

≪A&V FESTA 2004レポート≫パイオニアブースにTADのブックシェルフが登場

2004/09/22
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
●パイオニアブースでは、この秋に発表された数々の新製品が一堂に展示され、実際にその性能を検証できる。中でも注目なのは、TADの技術を継承したマルチチャンネルスピーカーシステム「S-A77」シリーズだ。同軸ユニットを搭載することにより、高い位相特性を維持しながら、ハイスピードかつダイナミックレンジの広い音を実現している。

パイオニアブース

S-A77シリーズ

また、DVDレコーダー、AVアンプなどは現行の全モデルを展示。さらに、プラズマやホームシアターシステムも主要モデルが並び、プラズマではダイナミックカラーフィルターの比較デモも行われていた。

DVDレコーダー、プラズマなどを多数展示

最新AVアンプも置かれている

同社ブースでぜひ体験したいのは、2つ用意された部屋での実演デモだ。1つはハイエンドスピーカー「TAD」の試聴室で、ここには昨年発売されたフラグシップ「TAD-M1」はもちろん、今回初めて公開されたブックシェルフスピーカー「TAD-CM1」も置かれ、音を実際に確かめることができる。TAD-CM1は同軸3ウェイ構成で、TAD-M1と同じドライバーを使っている。TAD-M1と組み合わせ、サラウンドスピーカーとして使うのはもちろん、メインとしても十分に活用できる。ベリリウムトゥイーターを装備し、100kHzまでの広帯域をカバーする。

TAD-M1(左)とTAD-CM1(右)

TAD-CM1


TAD-CM1の背面

もう1つの部屋では、同社のシアターシステムが体験できる。前述のS-A77シリーズのほか、AVアンプはVSA-AX5Ai-N、プレーヤーはDV-S969AVi-Nでシステムを構成している。S-A77シリーズは、全てのモデルに同じ同軸ユニットを使っており、クロスオーバー周波数なども揃えられている。このため、つながりの良い自然なサラウンド感が得られる。デモでは、サラウンド用とセンター用を左右に置いた、異なるスピーカーでのステレオ再生も行われた。普通なら正確な音場を再現することは難しいが、本シリーズでは基本的な音調が同じなため、ほとんど違和感を感じることはなかった。

またシアターデモルームでは、i.LinkによるDVDオーディオ・SACDのデジタル伝送、HDMIによる映像のデジタル伝送のデモンストレーションも行われ、アナログでは再現が難しい非常にクリアな再生が堪能できた。

(Phile-web編集部)

avfesta2004

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック