HOME > ニュース > 松下、HDMI端子搭載のDVDプレーヤーとAVアンプ、マルチchスピーカーを発売

松下、HDMI端子搭載のDVDプレーヤーとAVアンプ、マルチchスピーカーを発売

2004/09/07
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
●松下電器産業(株)パナソニックマーケティング本部は、HDMI端子を装備したDVD/CDプレーヤー「DVD-S97」を10月15日から、また、HDMI対応のフルデジタルAVアンプ「SA-XR70」とスピーカーシステム「PF800」シリーズを12月1日から発売する。各製品の概要は以下の通り。

・DVDプレーヤー「DVD-S97」 \OPEN(予想実売価格5万円前後)10月15日発売
・AVアンプ「SA-XR70」 \OPEN(予想実売価格75,000円前後)12月1日発売
・フロントスピーカー「SB-PF800」 \OPEN(予想実売価格7万円前後/1本)12月1日発売
・センター&サラウンドスピーカー「SB-AFC800」 \OPEN(予想実売価格75,000円前後/3本セット)12月1日発売
・サブウーファー「SB-WA800」 \OPEN(予想実売価格7万円前後/1本)12月1日発売
・サラウンドバックスピーカー「SB-PS800A」 \OPEN(予想実売価格25,000円前後)12月1日発売

DVDプレーヤー「DVD-S97」

DVDプレーヤー「DVD-S97」

本機はHDMI端子を装備し、2mのHDMIケーブルも付属する。映像のデジタル伝送はもちろん、HDMI規格Ver.1.1に準拠しているので、DVDオーディオ5.1ch音声の伝送も可能だ。本機は525iの映像を1125i/750pにアップコンバージョンし、HDMI端子から出力することができる。なおHDMI端子は、同社のプラズマテレビ「ビエラPX300シリーズ」などに採用されている。

ビデオ信号処理LSIにはファロージャのDCDi技術を採用。ブロック単位の静止画動画判定と、フィルタリング処理により、同社独自の「4:4:4カラーアップサンプリング」技術と相まって、ビデオ信号処理時に生じるエッジや斜めのギザギザ感を抑え、自然でなめらかな画像を実現している。アナログ映像出力時は、216MHz/11bitの映像DACにより、ノイズの低減と解像感に優れた映像再生を実現した。

また「アドバンスト・マルチ リ.マスター」機能は、DVD、CDなどのリニアPCM音声をはじめ、DVD-RAMやCD-RW/Rなどの圧縮信号、DVDのマルチチャンネルサウンドにも効果を発揮し、高音質化を実現する。リニアPCMに対しては、±6dBのレベル調整も可能になったほか、調整したリ.マスターレベルは、AVエンハンサーのユーザーモードへの登録も行える。

AC電源から混入する電源ノイズを抑える「バーチャルバッテリー電源回路」をはじめ、全チャンネルへの192MHz/24bitオーディオDACの搭載、高音質電解コンデンサーや高性能オペアンプを採用するなど、ハイファイオーディオ用のパーツを採用し、広帯域での純度の高いサウンドを実現した。また大型インシュレーターを採用し、外部からの振動の影響を抑え、高音質化を図ってた。

機能面では、HDCDの再生に対応したほか、DVD-RAMやCD-R/RWに記録したMPEG4動画の再生も行える。DIGAやD-snapユーザーには便利な機能だ。ドルビープロロジックII機能も本体内に内蔵しているので、スピーカーが2本の場合でも自然なサラウンド音場を楽しめる。

AVアンプ「SA-XR70」

AVアンプ「SA-XR70」

本機は、上記「DVD-S97」と組み合わせ、HDMIケーブルで音声をデジタル入力することができる。HDMI規格Ver.1.1に準拠することにより、DVDオーディオ96kHz/24bit/5.1chや192kHz/24bit/2chの高音質の伝送に対応した。

デジタルアンプを採用し、出力は100W×6chとなる。アンプだけでなくデジタル入力から出力までを完全デジタル化し、全ステージにおいて192kHzまでのサンプリング周波数に対応。DVDオーディオなど高音質ソースを忠実に再現する。デジタル音声信号は高速98MHzでのデジタル演算処理を行い、周波数依存性のない広帯域再生を可能にした。またVGDA(バリアブル・ゲイン・デジタル・アンプ)技術により、通常使用される音量域でのS/N比を改善し、ノイズの少ないクリアで原音に近い再生を可能にした。なお、パワーバンド帯域は88kHzと広く、SN比は業界最高クラスの103dBを実現している。

サラウンドフォーマットはドルビープロロジック II xやDTS 96/24、DTS NEO:6などに対応。また、ミュージックモードはLIVE、POP/ROCKなど6種類、ムービーモードはDRAMA、ACTIONなど6種類の独自サラウンドモードを用意した。さらに、セリフやボーカルを画面中央付近に定位させる「センターフォーカス」、リアチャンネルの音の広がりを強調する「マルチリア」機能など、モードやお好みで調整できる機能も豊富に搭載した。

また、サラウンドアンプは「バイアンプモード」を選ぶことによりフロント2ch用に転用でき、高域再生と低域再生を別々のアンプで鳴らすバイアンプ駆動を行うことができる。

スピーカーシステムPF800シリーズ

フロントスピーカー「SB-PF800」

センター&サラウンドスピーカー「SB-AFC800」


サラウンドバックスピーカー「SB-PS800A」

サブウーファー「SB-WA800」

PF800シリーズは、キャビネットにMDF(中密度繊維板)材をベースにリアルウッド突板を貼り、多層塗り仕上げを施した。また側板をラウンドフォルムにすることで音の回折反射を抑えたほか、キャビネット内部には補強板を最適な位置に配し、不要なキャビネット共振を抑えている。

ネットワークには高音質フィルムコンデンサやOFC線によるチョークコイルを採用、また内部配線材にもOFC線を採用。またスピーカーターミナルには大型金メッキターミナルを使っている。さらに付属のスピーカーコードもOFC線を採用した。

フロント用となるフロアースピーカー「SB-PF800」は、スピーカーの振動板にチタンを採用した新開発の2.5cmセミドーム型トゥイーターを業界で初めて搭載し、100kHz(-16dB)までの超広帯域再生を実現した。

ミッドレンジには、高音速、高内部損失の新振動板材料「PPマイカグラファイト振動板」を採用。このミッドレンジは独立した堅牢なキャビティに収納されており、ウーファーの音圧影響を受けない。またキャビネットバッフル板のウーファー部とミッドレンジ部との間にスリットを設けることで、バッフル板の不要振動の伝達を低減した。

低域用には、8cmロングストロークウーファーを採用。小口径ながらダブルダンパ構造を採用し、大型ロールの発泡ゴムエッジ、PPマイカ振動板などを用いている。

センター用の「SB-AFC800」とサラウンドバック用の「SB-PS800A」は、50kHzの広帯域再生ができる2.5cmセミドーム型トゥイーターと高耐入力8cmロングストロークウーファーを搭載した2ウェイ3スピーカー。2つのウーファーユニットを、トゥイーターを中心にして同軸上に配置。左右対称レイアウトにより指向性を最適化、明確な音像定位とワイドな視聴エリアを実現した。なお、センタースピーカーには角度調整用スタンドを付属する。

サブウーファー「SB-WA800」は、100Wパワーアンプでを2基搭載し、2個のユニットをデュアルドライブ駆動する。28Hz(-16dB)までの再生に対応する。ウーファーユニット2個をキャビネット前後に同軸対向配置し、振動系反作用を打ち消すことで不要振動を大幅に低減した。また、ユニット間の距離を利用する新方式で、部屋の定在波も低減した。

ウーファーは6層巻きボイスコイルを使用した17cmロングストロークウーファー。大型ロールゴムエッジとダブルモーションダンパーを2個用いたダブルダンパー構造で、安定した大振幅動作を実現している。

【問い合わせ先】
松下電器産業(株)
お客様ご相談センター
0120-878-365

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックやデータを見る
  • ブランドPANASONIC
  • 型番DVD-S97
  • 発売日2004年10月15日
  • 価格\OPEN(予想実売価格5万円前後)
【SPEC】
●出力端子:ビデオ1、Sビデオ1、RCAコンポーネント1、D2端子1、2chアナログ1、5.1chアナログ1、光デジタル1、同軸デジタル1、HDMI1 ●消費電力:約16W ●外形寸法:430W×59H×249Dmm ●質量:約2.5kg 
  • ブランドPANASONIC
  • 型番SA-XR70
  • 発売日2004年12月1日
  • 価格\OPEN(予想実売価格75,000円前後)
【SPEC】
●アンプ部実用最大出力:100W×6(1kHz/6Ω)●周波数特性:4Hz〜88kHz(+3〜-3dB/CD)●S/N比:103デシベル ●消費電力:240W ●外形寸法:430W×83H×376Dmm ●質量:約4.5kg
  • ブランドPANASONIC
  • 型番SB-PF800
  • 発売日2004年12月1日
  • 価格\OPEN(予想実売価格7万円前後/1本)
【SPEC】
●型式:3ウェイ6スピーカー バスレフ ●使用スピーカー:8cmコーン・ウーファー×4、8cmコーン・ミッドレンジ×1、2.5cmセミドーム・トゥイーター×1 ●インピーダンス:6Ω ●クロスオーバー周波数:500Hz、4kHz ●再生周波数帯域:40Hz〜100kHz(-16dB)、44Hz〜75kHz(-10dB)●出力音圧レベル:83dB/W(1.0m) ●外形寸法:270W×1084H×280Dmm(スタンド含まず) ●質量:約13.5kg
  • ブランドPANASONIC
  • 型番SB-AFC800
  • 発売日2004年12月1日
  • 価格\OPEN(予想実売価格75,000円前後/3本セット)
【SPEC】
●型式:2ウェイ3スピーカー バスレフ ●使用スピーカー:8cmコーン・ウーファー×2、2.5cmセミドーム・トゥイーター×1 ●インピーダンス:6Ω ●クロスオーバー周波数:2.5Hz ●再生周波数帯域:55Hz〜50kHz(-16dB)、60Hz〜45kHz(-10dB)●出力音圧レベル:81dB/W(1.0m) ●外形寸法:380W×146H×205Dmm(スタンド含まず) ●質量:約4.8kg
  • ブランドPANASONIC
  • 型番SB-PS800A
  • 発売日2004年12月1日
  • 価格 \OPEN(予想実売価格25,000円前後/1本)
【SPEC】
●型式:2ウェイ3スピーカー バスレフ ●使用スピーカー:8cmコーン・ウーファー×2、2.5cmセミドーム・トゥイーター×1 ●インピーダンス:6Ω ●クロスオーバー周波数:2.5Hz ●再生周波数帯域:55Hz〜50kHz(-16dB)、60Hz〜45kHz(-10dB)●出力音圧レベル:81dB/W(1.0m) ●外形寸法:146W×380H×205Dmm(スタンド含まず) ●質量:約4.8kg
  • ブランドPANASONIC
  • 型番SB-WA800
  • 発売日2004年12月1日
  • 価格\OPEN(予想実売価格7万円前後)
【SPEC】
●型式:1ウェイ2スピーカー バスレフ ●再生周波数帯域:28Hz〜300Hz(-16dB)、32Hz〜250Hz(-10dB) ●定格出力:10W(6Ω)×2 ●消費電力:165W ●外形寸法:255W×462.5H×467Dmm(スタンド含む) ●質量:約21.0kg