エソテリックからVRDSメカ搭載のユニバーサルプレーヤー登場

2003年10月29日
<左>UX-1 <右>新VRDSメカ
●ティアック(株)は、エソテリックブランドより、VRDSメカニズムを搭載したSACD/CDプレーヤー「X-01」とユニバーサルプレーヤー「UX-1」を発売する。価格はいずれも125万円。「X-01」は11月下旬、「UX-1」は12月下旬に発売予定。

新しいVRDSメカニズムは、同社の創立50周年を記念して開発されたもの。VRDSとは「Vibration-free Rigid Disc clamping System」の略で、メカニカルにディスクの“面振れ”を防止し、データを正確に読みとることが出来る同社独自の技術。SACDやDVDオーディオではディスクが高速に回転するため、開発は難しいとされていた。

新VRDSには様々な新技術が投入されている。まず、コアレスモーターを新開発することにより、回転ムラを無くすことを実現。また、高速回転に対応するため、ターンテーブルを従来のアルミニウムからマグネシウムに変更し、さらに軸受け部にボールベアリングをペアで使用することで、ガタや軸ブレを大幅に抑制した。また、ターンテーブル、スピンドル部を支えるブリッジ部は20mm厚の重量級で、5ミリ厚の鉄製底板に直結されるという強固な構造を採る。

ピックアップも「軸摺動型」という独特の構造を採用している。レンズを移動させたときにもレーザーの光軸が傾かず、レンズを支えている部分の剛性も高い構造となっている。またピックアップを移動させるスレッド送り部分には、同社オリジナルのホール素子検出型3相ブラシレスモーターを使用し、高速アクセス用のスレッド送りメカニズムに速度帰還制御を行うことで、応答性に優れ、とぎれのない滑らかな連続移動が可能なスレッド送り機構が完成した。さらに、スピンドル系とスレッド送り系を高周波振動から分離する構造で、優れた読み取り性能を実現している。

ここからは各モデルの特徴を見ていこう。

「X-01」は、マルチチャンネルSACDとCDの再生に対応。デジタル/DAC/アナログなど各回路の電源を分離し、各回路間の干渉を低減したほか、DAC部には、グランドラインの低インピーダンス化及び回路の高S/N化を図り、4層基板を採用するなど、ハイエンドプレーヤーに相応しいスペックを満載した。

同社のマスタークロック・ジェネレーター「G-0s」「G-0」からの超高精度クロックを供給できるWORD SYNCに対応。44.1kHz系(最大176.4kHz)に対応するほか、エソテリック独自のユニバーサルクロック(100kHz)も入力でき、本機の動作をG-0s/G-0の支配下に置くことでクオリティアップを図れる。

DACチップには、バーブラウン製24ビットDAC「PCM1704」を採用。電流加算などの技法も加えて2ch再生時片チャンネルあたり贅沢な4チップ構成とし、2DAC出力の加算によるリニアリティの向上と、この出力を差動で使用することで、コモンモードノイズを抑えている。しかも、左右独立基板とすることで、チャンネル間の干渉をも抑制している。また、DAC専用のトランスも用意されるほか、オーディオDAC基板内に配置された水晶発振器には、±3ppmの精度を誇る高精度タイプを投入している。

新VRDSメカニズムをリジッドに支えるため、筐体は剛性が高く各回路間の干渉の少ない3分割構造を採用し、センターにメカニズムを配した。また、焼入鋼ピンポイントフットで3点支持することにより、振動を徹底的に排除する構造となっている。

「UX-1」は、CD、SACD、DVDオーディオ/ビデオの再生に対応したユニバーサルプレーヤー。ドルビーデジタル/dtsに加えてdts96/24フォーマットのデコードを可能とし、音声と映像のズレを補正するリップ・シンク機能や5.1chサラウンドの設置環境を演算で調整するスピーカー・コンフィギュレーション機能なども搭載した。

WORD SYNCへの対応、オーディオDACに「PCM1704」を採用していることなどはX-01と同様。フロントL/Rでは「PCM1704」をそれぞれ2チップずつ使用している。ビデオ出力では、I/P変換用ICにファロージャ製チップを採用し、DCDiテクノロジーによる高画質再生を実現。さらにビデオDACにはアナログデバイス社製の14bit/216MHzタイプ「ADV7314を」採用した。

【問い合わせ先】
ティアック(株)
お客様相談室
Tel/0570-00-701

(Phile-web編集部)

関連リンク

新着記事を見る
  • ブランドESOTERIC
  • 型番X-01
  • 発売日2003年11月下旬
  • 価格\1,250,000
【SPEC】
●再生可能ディスク:SACD、CD、CD-R、CD-RW ●アナログ出力:フロントL/R(RCA1/XLR1)、センター、サブウーファー、サラウンドL/R(RCA1) ●ダイナミックレンジ:108dB ●全高調波歪率:0.001% ●周波数特性:5Hz〜58kHz(-3dB) SACD ●デジタル出力 :光デジタル1、同軸デジタル1 ●ワードシンク入力:BNC端子×1 ●消費電力:35W ●最大外形寸法:442W×153H×353Dmm(突起部含む) ●質量:25kg
  • ブランドESOTERIC
  • 型番UX-1
  • 発売日2003年12月下旬
  • 価格\1,250,000
【SPEC】
●再生可能ディスク:DVDビデオ、DVDオーディオ、SACD、CD、CD-R、CD-RW、ビデオCD、DVD-R、DVD-RW ●映像出力:DVI映像出力1、S1/S2映像出力2、映像出力2、コンポーネント映像出力1、D1/D2端子1 ●アナログ音声出力:フロントL/R(RCA1/XLR1)、センター、サブウーファー、サラウンドL/R(RCA1) ●ダイナミックレンジ:108dB ●全高調波歪率:0.001% ●周波数特性:5Hz〜58kHz(-3dB) SACD ●デジタル出力 :光デジタル1、同軸デジタル1 ●ワードシンク入力:BNC端子×1 ●消費電力:36W ●最大外形寸法:442W×153H×353Dmm(突起部含む) ●質量:25kg

関連記事