≪CEATEC≫−東芝− 新DMD搭載のDLPプロジェクター、独自方式の次世代光ディスクなど

2002年10月01日
<左>シアター用DLPプロジェクター <右>HDD+DVD-RAM/Rレコーダーの新モデル「RD-XS30」
●東芝は、デバイスとコンシューマーを半分ずつ展示する、ちょっと変わったブース構成となっている。

まず注目したいのは、ホームシアター用のDLPプロジェクターだ。新HD2ワイドDMDパネルを搭載し、D5端子、コンポーネント端子2系統を備える。また、ファロージャーのDCDiも搭載されている。レンズはカールツァイスを採用。CEDIAにも出品されていたモデル「TDP-MT8U」と同様のものと思われる。ちなみにCEDIAでの資料には、1280×720の画素、16対9のワイドパネル、6セグメントのカラーホイール搭載とあった。北米での予想価格は$9,999.99だが、CEATECの説明員によると、「日本市場ではもう少し安くしなければいけないという認識でいる」とのことだ。

また、HDD+DVD-RAM/Rレコーダーでは、RD-X2の下位機にあたる新モデル「RD-XS30」が展示されていた。筐体はX2に比べてかなりスリムになり、特に高さが抑えられている。HDDは60GBで、X2の80GBよりも少ない。また、DVD-R作成時の操作がかなり簡便化しているという特徴もあるようだ。12〜13万円程度での販売を見込んでおり、年末には発売される予定。なお、本機の発売後もRD-X2は併売される。

同社はBlu-ray陣営に加わらず、独自の次世代光ディスク規格を模索しているが、その試作機も見ることができた。ディスクは0.6mm厚樹脂の貼り合わせで、再生専用規格が30GB/面(2層)、書き換え型規格が40GB/面(2層)となっている。ディスク構造が現行のDVDと似ていることから、ディスク製造設備やオーサリング設備などの追加投資コストが最小限で済むことを最大のアピールポイントにしている。再生信号処理にはPRMLを、書き換えにはランド&グルーブ方式を採用し大容量化を図っているのも特徴。ディスクとレコーダー本体には「Advanced Optical Disk」というロゴがプリントされているが、これはあくまで社内用のネーミングとのこと。

その隣に展示されていたのが、現行DVDにハイビジョンを記録する新規格の試作機。ベースはRD-X2だ。試作機ではHD映像を平均13Mbps程度のビットレートにコンバートし、9.4GBの両面DVD-RAMディスクに60〜80分間記録できる。ただし、これでは2時間程度の映画が記録できないことから、「ビットレートをもっと下げつつ、画質劣化を抑える工夫が必要」という。試作機をRD-X2にしていることから、HDDでハイビジョンを記録し、さらにその映像をDVD-RAMに落とすというイメージがあるものと思われるが、「著作権保護機能など、商品化のための課題は多い」とのことだ。

(Phile-web編集部)

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