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TAOCより待望の小型スピーカーシステムが登場

公開日 2001/09/20 13:56
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FC3000
●オーディオエキスポ2001にてその全貌が明らかになる!

アイシン高丘(株)はこの度、TAOCブランド、待望の小型スピーカーシステム「FC3000」を発売する。
同モデルは、TAOCの大型スピーカーシステム「FC7000」のコンセプトを踏襲し、コンパクトながら“High Fidelity&High Resolution”で曖昧さを感じさせない音の再現を実現させた。以下は「FC3000」の製品コンセプトである。

「FC3000」が実現させた再現性
1.クリアで質感の高い高音域
2.付帯音のつきまとわない実体感を感じさせる中音域
3.音の立上り、立下りの忠実再生による、密度あふれる響き感の低音域

実現のための基本的な考え方
1.エンクロージャーの製振とウーファーのアイソレーティッドマウントにより、不要音を排除し、音響ロスを低減することにより、ユニットの性能を最大に引き出す。
2.そのために、スピーカーユニット、エンクロージャー、ネットワークにこだわり、その集大成として「FC3000」は完成された。

主な特徴は以下の通りとなっている。
10月5日(金)〜8日(月・祝)に東京ビックサイトで開催されるオーディオエキスポ2001にてその全貌が明らかになる。ぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

【スピーカーユニット】
トゥイーターは「FC7000」と同じディナウディオ製のシルクドームT330Dを選び、ウーファーには、剛性が高く内部損失の大きいノンプレスパルプコーンと、強力な磁気回路によりダンピングの効いた明快な中音・低音を実現するスキャンスピーク製18W8545/K00を選択した。

【エンクロージャー】
「FC7000」の思想とイメージを踏襲して製作。ベースとなる板材は、高比重の針葉樹林MDFを採用し、フロントバッフルは30mm、側板は39mm、その他は24mmとしている。その上、ウーファーにはハイカーボン鋳鉄製のスピーカーリングを介し、ユニットとフロントバッフルの剛性と制振を図っている。形状は、前後・左右のバッフルを傾斜させ、平行面を減らして、定在波を抑えるとともにリニアフェーズを実現させている。また、後部にグラデーション鋳鉄製の制振材を配置することにより、底板の振動を抑えるとともに前後の重量バランスを取り、力感ある低音再生を実現している。
外装は側板を木目光沢塗装。その他をブラックピアノフィニッシュとすることにより、「FC7000」のイメージを踏襲させた。

【ネットワーク】
両ユニットの特性を活かす2500Hzクロスの12dB型を採用した。ここではTAOCの理想とする音の追求のため、こだわりの設計をしている。パーツはOFC大型空芯タイプの採用を始め、高音質パーツを厳選し、磁界影響、電流の流れを考えたレイアウトとし、全カシメ接続による無半田配線としたうえ、トゥイーター用、ウーファー用を独立させたMDF基板の各パーツ下にフェルト張りをして振動対策を施すなど、高音質のため技術の粋を投入した。


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製品スペックやデータを見る
  • ブランドTAOC
  • 型番FC3000
  • 価格¥380,000(ペア)
専用スピーカースタンドは¥100,000(ペア)で発売を予定
【SPEC】
●形式→2ウェイ・バスレフ型
●使用ユニット→ウーファー:18cmノンプレスパルプコーン型
        トゥイーター:28mmソフトドーム型
●最大入力→120W
●出力音圧レベル→88dB
●インピーダンス→8Ω
●クロスオーバー→2500Hz
●入力端子→バイワイヤリング対応
●サイズ→415H×285W×340Dmm
●質量→20kg
●仕上げ→側板(木目光沢仕上げ)、その他(黒光沢仕上げ)