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プロが考える「伝わる話し方」の基本も紹介

音が良いとビデオ会議でも発言力UP! ラジオDJサッシャさんにおすすめマイクを聞いてみた

聞き手:土方久明/構成:編集部 小澤麻実

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2020年07月01日
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ビデオ会議やオンライン授業が増えた方は多いはず。また、Spotifyがポッドキャスト事業を強化したり、VoicyやStand.fm、Radiotalkといった音声配信プラットフォームも多数登場。Twitterも音声ツイート機能を一部OSでスタートするなど、「オンライン上での音声コミュニケーション」に注目が集まっています。

スムーズなコミュニケーションを実現するためには機材、特に「マイク」が大きな役割を担います。そこで今回、長年ラジオDJやナレーションなどを務める“音声コミュニケーションのプロ”であるサッシャさんに、オーディオ評論家の土方久明さんがインタビュー。リモート収録に臨むなかで気づいたことや、実際に試したマイクの感想、そして伝わる話し方の工夫についてうかがいました。


サッシャさん:独フランクフルト生まれ。1999年にVIBE(現MTV)のニュースアンカーとしてキャリアをスタート。ラジオ、音楽番組、スポーツ実況、声優など多岐にわたる分野で活躍している


「音が良いと発言力が増す」 リモート収録で実感した「マイク」の重要性

—— 新型コロナウイルスの影響で、テレビやラジオの現場もリモート収録が増加しています。サッシャさんもレギュラー出演されているJ-WAVEや、「ズームイン!!サタデー」などのテレビ番組でリモート収録をされたんですよね。

サッシャさん:ラジオは感染者が出なかったので結果的にスタジオに行けていましたが、備えだけはしていました。テレビは2ヶ月リモート出演しました。

今回の取材はオンラインにて、サッシャさんが試して「手放せない存在になった」というオーディオテクニカのUSBマイク「AT2020USB+」を使用しておこなった

—— 苦労した点はありましたか?

サッシャさん:まずは環境の整備でしたね。どうやってスタジオに近い環境を構築するか、というのが第一のハードルでした。まずラジオの場合、スタジオって余計な音が入らないクリーンな環境なので、それを自宅でどう実現するか。次に通信環境。収録か生放送かでも違いますけど、安定した通信のためには有線LANの使用が必須条件。そうすると我が家では収録場所がリビングに限られるなあとか。

それからマイクです。特にラジオの場合は音が全てなので、自宅でどんなマイクを使うべきかは非常に悩むところでした。ダイナミックなのか、コンデンサーなのか…。

テレビは映像のクオリティの方を大事にするので、PCじゃなくiPadのカメラを使うことにしよう、と。一方音声に関してはそこまでシビアではないんですね。なので最初はスマホ付属のマイク付きイヤホンを使ってくださいと頼まれて。

—— あー、テレビでタレントさんが使っているのをよく見ますね。

サッシャさん:それで使ってみたんですが、収録を見直すと音がこもっているなあ…と自分としては納得いかなくて。なので、マイクを変えたい!と。そこからいろいろ試してみて思ったんですが、リモートだとスタジオと物理的な距離があるから、音質が悪いと発言力が減るというか…クリアな音ではっきり喋れると、発言権が強くなるなと感じましたね。

6月12日の「モーニングCROSS」(TOKYO MX)にリモート出演されたときの様子。試行錯誤の末、カメラはiPad、マイクはAT2020USB+というシステムに落ち着いたそう

—— 音が良いと、発言権が強くなる!

サッシャさん:僕だけが喋るって決まってたらみなさん耳を傾けてくれるからいいと思うんですけど、テレビって出演者が何人もいるから、ごちゃごちゃっと一斉に喋っちゃうときがあるじゃないですか。そういうとき、クリアな音声の人の方が自然と耳に入りますよね。

—— なるほど、そうするとスタジオにいる人ともコミュニケーションが取りやすいから、発言を拾ってもらいやすくなる、と。

サッシャさん:それはビデオ会議でも同じだと思います。

—— すごく納得です。

サッシャさんの試したマイクは? それぞれ使った感想は?

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