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<PR>手頃な価格で注目を集める同機の実力に迫る

Fluid Audioの高コスパモニタースピーカー「F5」。歴戦のサウンドエンジニアが語るその魅力

公開日 2018/08/01 08:00 上杉尚史(聞き手:ファイルウェブ編集部)
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「もちろん補正をビシッとかけたほうがキチンと聴けますが、F5は補正をあまりかけなくても結構聴けちゃうんです。ポンと置いただけでちゃんと鳴ってくれて使いやすいスピーカーですね。


それはこの大きさだからというのもあるかもしれません。例えばもっと大口径のウーファーを積んだ大きいスピーカーを、補正が甘い状態で小さい部屋で使ってしまうと、低音が回っちゃうだけであまりいい結果にならないんです。そういう意味で、F5はサイズ的にも低音が出すぎないから、小さな部屋で使うのにちょうどいいモデルなんじゃないでしょうか。

ちなみに音の指向性が結構強いというか、音が飛んでくるのでセッティング時は少し内振りに置くほうがいいですね。直接音を多めに聴けるので、それほどシビアに補正せずとも左右の音のバランスも結構ちゃんととれます。

ただ、やはり設置ポイントによっては音の定位が少し奥に引っ込んでしまったりする場合もあるので、そこは皆さんもご自分の環境でいろいろ試して最適なポイントを探してもらえればと思いますね。サイズも値段も手頃ですし、プラグインをあまり持っていないような入門者層の方にも普段使いのモニタースピーカーとしておすすめですよ」

■前面フェーダーやオートパワーオフなどの使い勝手も魅力

なお、「F5」は「F4」とともに「フェーダー・シリーズ」として展開されている。ボリューム調整を手早く行えるよう、本体フロント面にフェーダーを装備している点がその名の由来だ。

前面にフェーダーを搭載

また、RCAピン・タイプ、バランス入力にも対応するTRS標準フォン・タイプの入力端子を持つことに加え、XLR端子も装備。オーディオ・プレーヤー、ミキサーや楽器など、さまざまな機器と接続して利用できる。使い勝手に配慮した仕様も「F5」の魅力だ。

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