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アジア・パシフィック担当バイスプレジデント【特別インタビュー】

「進化を続けるプレミアムブランド」 − ゼンハイザー・Denise氏に聞く話題モデルの最新情報

公開日 2013/02/14 15:32 インタビュー/ファイル・ウェブ編集部
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「ゼンハイザーでは2年前からブランドの「プレミアム化」にいっそう力をいれてきました。2009年発売のフラグシップモデル「HD800」を発売して以降も、ヘッドホン・イヤホンでは昨年から注目を浴びている「HD 700」や「IE 800」を製品化しました。今年はゼンハイザー初のヘッドホンアンプ「HDVD 800」「HDVA 600」をいよいよ投入します。インパクトのあるハイエンドモデルを市場に投入しながら、ゼンハイザーブランドのプレミアムイメージを高め、さらに高いステージを目指していくことを重要な戦略として位置づけています」。

ハイエンドヘッドホン「MOMENTUM」(関連ニュース)も、ゼンハイザーのプレミアム戦略の中核に位置づけられるモデルだ。

「MOMENTUMもゼンハイザーの“プレミアム”イメージを多くのユーザーと共有するために開発されたチャレンジングなモデルです。『ヘッドホンはスタイルで選ぶ』という方も、特に若い方々を中心に多くいらっしゃると思います。ところが、スタイルだけのヘッドホンは巷に溢れていますが、加えて音も良いというヘッドホンはそう多くはありません。ヘッドホンの音づくりにおけるエキスパートであり、トップブランドとしての地位を確立してきたゼンハイザーが、そのノウハウをベースに『良い音でスタイルもパーフェクトなヘッドホン』を提案することが、プレミアムブランドとしての重要なミッションと考えました。こうして完成したヘッドホンがMOMENTUMです」。


MOMENTUMのファーストカラーモデルとなる“ダークブラウン”

MOMENTUMの新色“ブラック”
イヤーモニターのフラグシップ「IE 800」も注目度が高いモデルだ。本機はゼンハイザーがヨーロッパに構える工場で一台ずつハンドメイドされている製品のため、発売以後世界各国からの引き合いが強く、品薄の状況が続いている。


イヤーモニターの新しいフラグシップ「IE 800」
「IE 800はとても良いイヤホンです。もしかすると“良すぎるイヤホン”なのかもしれません。と言うのも、発売以後の売れ行きも非常に好評で、当初私たちが立てていた売り上げ予測を大きく上回る反響をいただいているからです。高価なプライスゾーンのハイエンドモデルですので、これほどまでに台数が伸びると予測していませんでした。背景には日本のファンの皆様から非常に多くのご注文をいただいたこともあります。現在IE 800の生産ラインにスタッフを補強しましたので、まもなく潤沢に商品を供給できる環境が整えられると思います」。

そしてゼンハイザー初のヘッドホンアンプの発売に向けた準備も着実に進んでいるという。日本では昨年秋に開催されたヘッドホン祭の会場で披露された「HDVD 800」「HDVA 600」だ(関連ニュース)。

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