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ネットオーディオ機器投入も示唆

TIASに出展予定、AudioQuest社の新USBケーブルなどをアジア担当マネージャーが語る

ファイル・ウェブ編集部
2011年10月24日
数々の高品位な映像/音声ケーブルを世に送り出してきた米AudioQuest(オーディオクエスト)社。近年USBケーブルなどネットオーディオ関連の製品にも力を入れている同社だが、このたびUSBケーブル/LANケーブル/光デジタルケーブル/FireWireケーブルなどの新製品を発表。USB/FireWireケーブルなどを中心に、11月3日から開催されるインターナショナルオーディオショウで披露することが明らかになった。

アジア地域セールス・マネージャーである、スティーブ・シェード氏が音元出版に来社し、新製品について語った。

AudioQuest社 スティーブ・シェード氏

■USBケーブルはA-Dock端子モデルが登場

USBケーブルは現在「FOREST」「CINNAMON」「CARBON」「COFFEE」「DIAMOND」の5シリーズをラインナップしており、全てのシリーズに、A-B、A-miniUSBタイプが用意されているが、このたびA-Dockコネクタタイプも追加登場することになった。Dockコネクタ部分は、下位2シリーズが中ピンが金メッキ仕上げ。上位3モデルは「銀の方がクオリティが高かった」ということで、銀メッキを採用しているとのこと。

USB typeA-Dock端子モデルが登場する

「近年iPodデジタル対応機器が増えているが、本製品を使えばより質の高い信号伝送が実現できる。また、5シリーズ3タイプを揃えることで選択の幅が広がるだろう」と語るシェード氏。本モデルは現在アップルの認証待ちで、12月の出荷を予定しているという。「12月に出荷するので、日本では来年1月頃発売されることになるだろう」(シェード氏)。


■FireWireケーブル4シリーズを刷新

FireWireケーブルは「FOREST」「CINNAMON」「CARBON」「DIAMOND」の4シリーズを刷新。これまでどおり6ピン-6ピン、6ピン-9ピン、9ピン-9ピンの3タイプを全てのモデルに用意する。こちらも12月出荷を予定。


リニューアルとなるFireWire DIAMOND
「信号伝送スピードはFireWireが一番速いので、理想を言うなら全ての機器間の接続をFireWireでつなぐことが望ましい。それに、USB-DACやPC、外付けHDDなどそれぞれを両端がUSB端子のケーブルで接続すると、干渉しあう可能性がある。なので、片側はFireWireにすると、干渉をなくすという点でもメリットがある」(シェード氏)


■高級端子採用のLANケーブル

LANケーブルは、「FOREST」「CINNAMON」「VODKA」「DIAMOND」の4シリーズ展開。最上位の「DIAMOND」は72V DBS付きとなる。端子部にはドイツの高級コネクタメーカー製のものを採用しているとのこと。こちらも12月出荷を予定している。

シェード氏は「『VODKA』は1.5mで159ドル、『CINNAMON』は1.5mで69ドル、一番上の『DIAMOND』でも695ドルで、非常にハイパフォーマンスでリーズナブルなのが特徴のシリーズだ。ネットワークオーディオプレーヤーに使うのにぴったりだと思う」とアピールしている。


■マルチタイプ石英ファイバー導体採用の光デジタルケーブル登場

光デジタルケーブルは「FOREST」「CINNAMON」「VODKA」「DIAMOND」の4シリーズ。角型 - 角型コネクタタイプと、角型 - 光ミニタイプがそれぞれのシリーズに用意されている。


光デジタルケーブル「DIAMOND」
最上位の「DIAMOND」は導体にマルチタイプの石英ファイバーを採用しているのが特徴。「VODKA」はマルチタイプポリマーを、「FOREST」「CINNAMON」は単線ポリマーを導体に使っているとのこと。

「光ミニ端子はMacに標準搭載されているほか、iPodドックスピーカーも搭載しているものが多い。1.5mモデルでDIAMONDは599ドル、VODKAは299ドル、CINNAMONは79ドル、FORESTは29ドルを予定。シンプルでハイパフォーマンスなケーブルだ」(シェード氏)


■インターコネクトケーブルもリニューアル

そのほか、インターコネクトケーブルがリニューアルすることも明らかにされた。従来のSNAKEシリーズが「Bridge」と「Fall」シリーズに置き換わるという。

「Bridge」シリーズの「Evergreen」は「Alpha-Snake」「G-Snake」の入れ替えとなるモデル。導体はLGCで、絶縁体には発泡ポリエチレンを採用。mini - mini、mini - RCA、mini - Dockコネクタ端子などラインナップが増えた。

「Golden Gate」は「Sidewinder」「Copperhead」を集約したモデル。導体はPSCで、そのほかはEvergreenと同様。

「『Evergreen』はG-Snakeより出来が良いが、価格はAlpha-Snakeに近づけた。『Golden Gate』はSidewinderよりも低価格だが、Copperheadより優れた性能を持っている」とシェード氏は語る。

「Fall」シリーズの「Big Sur」は導体にPSC+を採用。金属層によるノイズ遮断システムを採用している。「Sydney」も導体はPSC+。絶縁体はポリエチレンエアチューブで、カーボンベースの3層のノイズ遮断システムを採用している点が異なる。

「Victoria」は、導体がPSC+、絶縁体はポリエチレンエアチューブで、カーボンベースの3層のノイズ遮断システムを採用。さらに72V DBSを搭載する。予定売価は290ドル。「Yosemite」は、導体がPSC+、絶縁体はテフロンエアチューブとなり、カーボンベースの3層のノイズ遮断システムと72V DBSを搭載する。予定売価は590ドル。

今回の最上位モデルとなる「Angel」は、導体がPSS。テフロンエアチューブ、カーボンベースの3層のノイズ遮断システムと72V DBSを採用している。予定売価は990ドル。

「下位モデルを刷新し、デジタルケーブルに負けない、魅力的なラインナップにしていく。どのモデルも、価格はこれまでの下位モデルに近づけ、性能は上位モデルに近づけているのが特徴だ。パフォーマンスレベルや目的で選んで欲しい」(シェード氏)。


■来年は「新境地を拓く」ネットオーディオ関連ケーブルを発表予定

「新ケーブルは全てとても素晴らしい製品。インターナショナルオーディオショウでは、AudioQuest社によるプレゼンテーションを行うほか、サンプルを持ち込んでのデモも予定しているので、ぜひ足を運んでみてほしい」と語るシェード氏。

「来年も新製品を多数リリースする予定だ。それらはネットオーディオ用のラインナップで、PCなどを使ってもっとハイファイな音を楽しめるようにする製品。AudioQuestの新境地を拓くようなものになるだろう」と、今後の新たな展開も示唆した。

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