HOME > インタビュー > 記事

インタビュー

「ビジュアルグランプリ2011 SUMMER・ユニバーサルデザイン賞」受賞モデル開発者に聞く

心地良く付き合える商品開発に全力をかける − 三菱電機の「ユーザー目線」のDNA

インタビュー:senka21編集部

前のページ 1 2 3 次のページ

2011年08月25日

率先した提案が証明する、お客様目線に対する自信

−− お客様目線で本質を捉えている自信があるからこそ、いち早く提案できる。例えば、テレビに内蔵したBDレコーダーでは前面トレイを採用されました。

栗崎 もちろん、トレイの位置をどこにするのかの議論はありました。当然、「前面にしたらテレビを壁に掛けられなくなる」という意見も出ましたが、それでは、実際にどれだけの人がテレビを壁に掛けているのか。1%にも及びません。一方で、トレイがサイドにあると、BDをケースから取り出し、トレイに入れるためには持ち変える必要があり、DVDよりデリケートなBDの盤面に触れ、指紋がついてしまうケースが少なくありません。前面ならそうした心配が不要になります。何が重要かということですね。

実は、HDDとBDのどちらを採用するかも検討しました。HDDは手軽に録れますが、残したい時にはダビング用にBDレコーダーが必要になる。反対にBDだと、もっと長時間録りたいときにはHDDが必要です。それならば、両方必要だと結論を出しました。

当時、BDドライブはまだ高価でしたから、両方入れたら勝負できないとの見方もありましたが、HDDで簡単にたくさん録れて、BDに保存することもできる双方を搭載したメリットを前面に打ち出すことで、高価ながらも多くの支持を集めることができました。

−− 付加価値への対価はお客様が判断するもの。それをきちんと伝え、判断していただける環境をつくることが大切ですね。

栗崎 例えば、メディアの種類や録画モードなど、ダビングをするのは非常にむずかしい。「VR方式」なんて言われても、ほとんどお客様はわからないですよ。そこで今春の新商品では、ダビングするための最適条件をレコーダーが自動で設定する仕組みを採り入れ、簡単にディスクにダビングできるようにしました。あえて細かく設定したい人が、奥の階層に入っていくという考え方です。
AV機器の高機能を次々と身近なものにする「らく楽アシスト」
「録る」「見る」に続き
「残す」ボタンでダビングも簡単
録画機能の用途の約8割を占める「録画する」「再生する」を、高齢の方にもわかりやすく操作できるようにしたユニバーサルリモコン。この春の新商品では、次の標的「ダビング」の悩みも解消した。リモコンには新たに「残す」ボタンを設け、ダビングしたい番組があるときはこのボタンを押せばOK。表示される一覧表から番組を選択すれば、ダビングする番組の録画容量に応じて、おすすめの画質やフォーマットを自動で設定してくれる。
「レコーダーはむずかしそう」のイメージを払拭!
迷っても安心、「らく楽モード」
「レコーダーは操作がむずかしそう」と買い替えをためらうユーザーも少なくない。そうした不安を払拭するべく、この春の新商品BDレコーダーに新搭載されたのが「らく楽モード」。操作がわからなくなったときは「らく楽モード」にすれば、わかりやすいシンプルなメニュー表示と操作説明、さらに、音声による案内でガイドしてくれる。「他社にも同様なものはありますが、ここまで徹底してシンプルに説明しているものはないでしょう」(栗崎氏)。初めてでも安心して「録る」「見る」「残す」が操作できる。

「らく楽アシスト」で一気通貫。ますます加速する提案力

前のページ 1 2 3 次のページ

関連記事