トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2025/10/03 06:40
【連載】ガジェットTIPSリターンズ

完全ワイヤレスのBluetoothのバージョン、気にする必要あり? なし?

海上 忍

ワイヤレスイヤホンなど無線通信を使うガジェットのスペックを確認していると、Bluetoothのバージョンが気になることがあります。パッケージに「最新・Bluetooth 6.0対応」などと書かれていると、少し前の5.3では性能的に不利なの……? などと心配してしまうかもしれませんね。



Image : Melnikov Dmitriy/Shutterstock.com


結論からいうと、スマートフォンなど送信側も同じか、より新しいバージョンに対応していないかぎりメリットは期待できません。


しかも、ワイヤレスイヤホンのように、Bluetooth 3.0以前の通信規格(通称Bluetooth Classic)に準拠するガジェットの場合、Bluetoothの最新仕様を使うメリットは、実はそれほど大きくありません。


Bluetooth 5.0/6.0といった、ここ数年で登場した仕様は、主としてIoTなどを想定したBLE(Bluetooth Low Energy)に関するものだからです。


しかしワイヤレスイヤホンにとってメリットが全くないかというと、そうではありません。Bluetooth 4.0より5.0のほうが有利です。5.0では電波到達距離が延びたうえ、周波数ホッピングなどのアルゴリズムが改善され、Wi-Fiなど同じ2.4GHz帯を使うデバイスからの干渉を受けにくくなりました。そのため、Bluetooth Classicを使うイヤホンでも音飛びが減る効果が期待できます。


Bluetooth規格の進化に伴い、関連技術がブラッシュアップされたことも、ワイヤレスイヤホンなどBluetooth Classicデバイスにとってプラスに作用しています。Bluetoothチップセットの性能アップやアンテナ設計技術の向上は、結果的により音飛びしにくく省電力なワイヤレスイヤホンの登場に貢献しているのです。


つまり、ワイヤレスイヤホンの性能を決定づけることはないものの、Bluetoothバージョンの新しいほうが音飛びしにくく、バッテリーが長もちしやすい、というプラス要素が増えます。


スマートフォンなど送信側のデバイスも新しいバージョンに対応していることが前提ですが、迷ったときには新しいものを選ぶことが無難な選択といえます。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 ヤマハ、独自の技術を結集したオールインワンのワイヤレスHi-Fiスピーカー「NX-70A」
2 専門店で今“売れている”“注目されている”オーディオアクセサリー<売れ筋ランキング5月 番外編>
3 オープンイヤーへの理解度が半端ない!Shokz「OpenDots 2」は音質も着け心地もパワーアップ
4 「VGP2026SUMMER」アワード結果発表!特設サイト本日公開、この夏のベストバイは?
5 ソニー、「aibo」国内販売を終了
6 <HIGH END>ortofon、フラグシップMCカートリッジ「MC Vertex」発表。ダイヤモンドのスタイラス形状を完全新設計
7 SOUNDPEATS、完全ワイヤレスイヤホン「Air6 Pro」「Aura Nebula」など3製品を7月発売
8 EDIFIER、アクティブスタジオモニター「MR4 MKII」。LDAC対応やバイアンプ駆動など機能強化
9 スタジオエンジニアが“本気”で追い込んだワイヤレスイヤホンの実力は?MEMSドライバー搭載、「NEXIEM」の新挑戦
10 NiPO、マグネットでスマホなどに取り付けられるスリムなDAC/アンプ「COCOM1」
6/26 11:08 更新

WEB