トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2023/12/01 06:30
【第91回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

「お前を殺して、俺は死ぬ。」堺雅人×山田孝之!魂がぶつかり合う衝撃の復讐劇

ミヤザキタケル
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2012年公開の『その夜の侍』をご紹介します!

『その夜の侍』(2012年・日本)
(配信:U-NEXT)

『その夜の侍』U-NEXTで配信中

劇団THE SHAMPOO HATの同名舞台作品を、堺雅人と山田孝之の共演で映画化。5年前にひき逃げ事件で妻を失った男・中村(堺雅人)は、深い喪失感の中で無気力な日々を送っていた。刑期を終え出所したばかりのひき逃げ犯・木島(山田孝之)の元には、「お前を殺して、俺は死ぬ。」と記された脅迫状が届くようになる。そして、妻の五回目の命日を迎えた夜に、2人はついに対峙する…。

法で定められた刑期を務め上げれば罪を完全に消え去るのか。不本意とはいえ、人一人を殺めてしまった責任から解放される日など訪れるのか。また、法で定められた刑期を務め上げた加害者を完全に許すことなどできるのか。大切な存在を奪われた憤りや悲しみが晴れる日は訪れるのか。そんな当事者にでもならない限り直面することはないであろう答えなき葛藤を存分に目の当たりにできる本作。

(C)2012「その夜の侍」製作委員会

妻の死を受け入れられず、ギリギリの精神状態にある中村を演じる堺。傍若無人で暴力的ながらも、繊細で臆病な一面を持つ木島を演じる山田。両者の壮絶な名演が光るのはもちろんのこと、復讐の果てにたどり着く小さくとも大きな一歩が、目にする者の心を静かに揺さぶることだろう。堺雅人、山田孝之をはじめ、綾野剛、安藤サクラなど、今では主役級のキャストが脇を固めている点も要チェック!

(C)2012「その夜の侍」製作委員会
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 知ってた? テレビのアンテナ線、実はいまだにアナログ信号。その深いワケ
2 女子プロゴルフ「Sky RKBレディスクラシック」5/15から3日間の放送・配信予定
3 ネットワークオーディオ、最初の1台。Sonos/BLUESOUND/WiM、6万円前後のエントリープレーヤー徹底対決!
4 “ローレゾ"だって楽しい!クロームも対応、WE ARE REWINDのカセットデッキが熱い!
5 パナソニック、輝度/発色をより高めた”新世代プライマリーRGBタンデム”4K有機ELビエラ「Z95Cシリーズ」
6 TCL、 独自高画質化技術「SQD-Mini LED」搭載の4Kテレビ「X11L」「C8L」「C7L」
7 サッカーW杯、日本代表の地上波中継は初戦と3戦目がNHK/2戦目は日テレ。ネット配や4K放送も
8 silent Angel、クロック周りを刷新したオーディオサーバー「Z1C mk2」
9 パナソニック、新パネル/制技術で画質を高めた最上位Mini LED 4K液晶ビエラ「W97Cシリーズ」
10 LG、USB PD 65W給電対応の27型4K液晶ディスプレイ「27U730B-B」
5/15 10:38 更新

WEB