トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > コラム記事一覧

公開日 2023/08/04 06:30
【第74回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

あなたは絶対ダマされる!大泉洋×佐々木蔵之介×堺雅人共演で送る、同級生たちの大どんでん返し劇

ミヤザキタケル
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2008年公開の『アフタースクール』をご紹介します!

『アフタースクール』(2008年・日本)
(配信:U-NEXT)

『アフタースクール』DVD、Blu-ray好評発売中 発売元:クロックワークス/アミューズ 販売元:KADOKAWA

カンヌ国際映画祭で4冠を受賞した『運命じゃない人』、韓国・中国などでリメイクもされた『鍵泥棒のメソッド』など、先の読めない展開や巧みな伏線がもたらすどんでん返し劇に定評がある内田けんじ監督作。母校で働く中学教師・神野(大泉洋)の前に、神野の同級生で一流企業に勤める木村(堺雅人)の行方を追う探偵(佐々木蔵之介)が現れる。同級生を名乗る探偵に巻き込まれ、木村探しに付き合うことになる神野であったが、次第に自分の知らない木村の一面が明らかになっていき…。

今ではドラマや映画で当たり前のように主演を務め、名実ともに日本を代表する俳優となった大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人。そんな彼らがまだ30代、着実に頭角を現し始めた時期に撮られた本作。今見るとその若々しさが新鮮に映るのと同時に、現在の彼らへと連なる確かな演技力を目の当たりにでき、内田監督の手腕が光る大どんでん返しの面白さも相まって、瞬く間に作品世界へと引き込まれてしまう。

ネタバレ厳禁のためストーリーの細部には触れないが、全てのカラクリを把握した上でもう一度鑑賞すると、また違った受け取り方ができる二度美味しい作品です。果たして、あなたはダマされずに済むだろうか…。ブレイク前のムロツヨシが出演している点も要チェック!

(C)2008「アフタースクール」製作委員会
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 高まった装着感とリーズナブルな価格。Shokz「OpenFit Air」は“ながら聴き”イヤホン最良の選択肢
2 パナソニック、「どこでもディーガ」のリアルタイム視聴を含めた5機能を大幅アップデート
3 佐藤健×阿部寛!不可解な連続殺人事件が揺るがす善悪の境界線
4 FIIO、LDAC対応のアクティブスピーカー「SP3 BT」。USB Type-C含む豊富なデジタル接続もカバー
5 柔軟な開発力で世界のネットワークオーディオ市場を牽引するLUMIN。コンパクトな最新エントリー機「D3」の魅力
6 Anker、最大50%オフセールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンやスマホ周辺機器など安く
7 <HIGH END>ラックスマン、DAコンバーター「DA-07X」を初披露
8 <HIGH END>テクニクス、ランボルギーニコラボのターンテーブル「SL-1200M7B」発表
9 <HIGH END>エソテリック、「K-01XD」の“ SEバージョン”披露/フェーズメーション初のプリメイン「MA-1500」
10 パナソニック、最新「ミニLEDバックライト液晶」ハイエンド・4Kビエラ。AI高画質エンジンも新世代
5/13 10:21 更新

WEB