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公開日 2023/03/16 06:40
【連載】ガジェットTIPS

キャンプ場でドライヤーを使うときの注意点とは?

海上 忍
湯冷めして風邪を引いた経験はありますか? お風呂上りに体や髪の毛を拭かずにいると、付着した水滴が蒸発して熱を奪うことが原因といわれています。翌日は風邪でダウンということがないよう、春夏のキャンプといえどもドライヤーでしっかり乾かしたいものですね。

そのキャンプ場でドライヤーを使おうとなると、必要になるのは「ポータブル電源」。AC出力を備えた製品であれば、コンセントに差し込めば使えそうです。

Image:BearFotos/Shutterstock.com

しかし、スペック欄を注意深く見ると「瞬間最大出力○○○○W」という表記が。「瞬間」という言葉が引っかかるものの、1,000Wを超えていればドライヤーをハイパワーモードで使えそうな気が。「瞬間」が厳格な意味ならともかく、緩やかな意味合いであれば1,200Wのドライヤーくらいなんとかなりそうなものですが、果たして?

残念ながら、この「瞬間最大出力」はまさに瞬間、秒にも満たない一瞬の意味で用いられます。一部の電化製品は起動時に通常より多くの電力を必要とするため(起動電力)、保険的な意味合いで瞬間最大出力に対応させているのです。

だからドライヤーのように数十秒、数分にわたって動く電化製品を利用するためには、「定格出力」をチェックしなければなりません。たとえば1,200W/600W対応のドライヤーを利用する場合、定格出力1,000Wのポータブル電源で1,200Wモードはパワー不足、600Wモードで使わなければなりません。1,200Wモードで使いたければ、1,200Wを超える定格出力のポータブル電源を選ぶことが原則です。

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