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公開日 2020/04/23 06:30
【連載】ガジェットTIPS

AV家電と好相性の「チャットボット」って何?

海上忍
「チャットボット」という言葉を聞いたことはありますか? チャットは文字どおりチャット(データ通信回線を利用した文字ベースの会話)、ボットは作業を自動化するプログラム(名称はRobotに由来)を意味し、2つを組み合わせた造語です。文字でやり取りするAI機能、と言い換えるとわかりやすいかもしれません。

そのチャットボットが、インターネット上のサービスとして活用されはじめています。よくある質問に回答するようプログラムしておけば、ユーザの問い合わせを自動処理することができ、結果として「お客さまお問い合わせセンター」のような業務を省力化できるからです。

たとえば、横浜市が提供するスマホ向けの「横浜市ごみ分別アプリ」。分別に悩むゴミがある場合、アプリを使って問いかければ、そのゴミが粗大ゴミに分類されるのかどうか、粗大ゴミとして出したときの手数料はいくらなのかを教えてくれます。市民にとっては回答まで待たされずにすむメリットが、役所にとっては問い合わせに人員を割かずにすむメリットがあります。

「JR東日本お忘れ物チャット」

もちろん、民間にもチャットボットを活用する動きがあります。JR西日本が提供するWEBサービス「JRおでかけネット」では、同社路線で発生した忘れもの(紛失/拾得)について、WEBブラウザから問い合わせることができます。相手はAIですから、24時間いつでも利用が可能です。

AV家電にも、チャットボット的機能を持つ製品が登場しています。たとえば、ビデオレコーダーの「DIGA」。LINEで「CLUB Panasonic」LINE公式アカウント(友だち登録が必要)とトークを開始し、番組名や出演者名、「今日のおすすめ」などのキーワードで検索すれば、地デジ番組の確認と録画予約を実行できます。DIGA以外にもDiMORA対応製品で利用できますから、いちどチェックしてみては?

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