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公開日 2025/04/25 07:00
PMA-3000NE、DCD-3000NE、DP-3000NEを一斉試聴

デノンはディスクを諦めない。CD/レコード派こそ最上位「3000NEシリーズ」を手にしてほしい理由

岩井 喬

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ハイレゾストリーミングが本格的に普及段階に入ってきたが、音楽を楽しむ手段としてはディスクメディアが普遍的な存在感を放っているのは間違いないだろう。ストリーミングはもちろん、このディスクメディアに対し妥協なくサポートしているのがデノンである。


現在のフラグシップを担う “3000NEシリーズ” は、ネットワークプレーヤーが存在せず、デジタルではCD/SACDプレーヤー「DCD-3000NE」そしてアナログではレコードプレーヤー「DP-3000NE」と、ディスクメディアに特化したラインナップを持つ。


このデジタルとアナログ、それぞれのプレーヤーからの信号を最良の形で受け取ることができるプリメインアンプ「PMA-3000NE」を合わせ、3つの製品から構成される3000NEシリーズ。今回はこの3モデルの実力を確認すべく、デジタルとアナログ、双方のディスクメディアならではの魅力を確認した。



 


110周年機を発展させた「DCD-3000NE/PMA-3000NE」、デノンの伝統と最先端を融合する「DP-3000NE」


まずそれぞれのコンポーネントの持つ特長を軽く押さえておこう。1つ目はデジタル系を担うDCD-3000NEである。110周年記念モデル「DCD-A110」をベースにしつつ、クアッドDAC構成のチップをESS製「ES9018K2M」に刷新。1基あたりモノラルモードで駆動し、片ch2基を並列接続、左右で合計4基を用いてS/Nを改善。


第7世代となった独自のアナログ波形再現技術「Ultra AL32 Processing」もDCD-A110から継承し、独自のアルゴリズムによるアップサンプリング/ビット拡張処理によって、PCM信号入力を1.536MHz/32bitに変換。左右2基のDACへ768kHzずつ分割させている。


ドライブメカのカバーも銅から航空レベルA6061アルミ合金へと変更、設置方法も見直し、さらなる高音質を実現している。オーディオ基板を2層から4層へ改良し、ノイズ/発熱対策を行う他、トランスベースのアルミ板も肉厚仕様のA6061へ置き換え、振動対策の点でもさらなる進化を遂げた。


デノンのSACDプレーヤーはディスク再生に特化するべく、かつては装備していたデジタル入力を省き、ライン出力のみ備える潔い仕様となった。USB入力についてもプリメインアンプにその役割を集約させることで、理想的なディスク再生環境を突き詰めている。



DCD-3000NE:¥462,000(税込)


 


DP-3000NEはデノンの本格派アナログプレーヤーとして評価され、ロングセラーであった「DP-1300MK2」の後継として誕生した、ダイレクトドライブ方式のフラグシップ・アナログプレーヤーだ。コギングの問題を解消したACサーボによるダイレクトドライブ方式で一世を風靡したターンテーブル「DP-3000」の名を引き継いだが、本機はDP-1300MK2から継承した3相16極DCブラシレスモーターを採用。


しかし、その制御方法はACサーボ方式での知見も活かし、低速でのスムーズな回転制御に強みを持つ空間ベクトル・パルス幅制御(SV-PWM)方式を取り入れている。ダーク・エボニー仕上げの高密度MDF製キャビネットは共振を徹底的に抑制する、切削加工によるソリッド構造を採用し、箱型キャビネットを採用したDP-1300MK2から大幅にアップデートした。


トーンアームについても、過去の設計図やOBからのアドバイスを基にして開発されたスタティックバランス方式・S字カーブ型アルミパイプを取り入れた。



DP-3000NE:¥385,000(税込)


 


PMA-3000NEも110周年記念モデルであった「PMA-A110」をベースとしながら、発振に対して安定度に優れ、特性の異なる様々なスピーカーを正確に駆動できる差動1段増幅を採用。30年以上に渡りデノンのプリメインアンプの増幅素子として取り入れてきた、大電流パワートランジスタUHC-MOS FETによるシングルプッシュプル構成に磨きをかけ、信号経路の最短化に加え、パワーアンプ基板の箔厚をPMA-A110の倍となる140μmとしてグラウンドの更なる低インピーダンス化、ケーブルによる不安定要素を排除するためのバスバーの活用など、細部に渡って改良を行った。


電源部においても電源トランスは電圧値ごとに巻線を分けていたのをアナログ/デジタル部を分けるなど、回路ごとに別巻線とする手法へ変更。MM/MC両対応のフォノイコライザーも独立した基板に配置し、信号ループを抑え高S/Nを実現させている。


USB入力を含むデジタル部はDCD-3000NEと同規模の構成で、Ultra AL32 Processingや、クアッドDACのチップも同じESS製ES9018K2Mを搭載。今回の試聴では使わないものの、ネットワークプレーヤーなどのデジタル再生機器にもしっかり対応している。



PMA-3000NE:¥528,000(税込)


 


まずはSACD/CDで音質チェック

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