トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2025/04/21 06:30
<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】6万円台で味わえる名門・シルテックの音。エントリーRCAケーブル「EXPLORE SG RCA」

園田洋世

今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今回は、オランダの名門ケーブルブランド・SILTECH(シルテック)のエントリーライン、「EXPLORE SG RCA」をピックアップ。



SILTECH 「EXPLORE SG RCA」(60,500円/1.0m/税込) ※XLRケーブルもラインナップ


音色濃く密度感を高める


「EXPLORE SG RCA」はSILTECHのエントリークラスモデルながら、上位モデル「Classic Anniversary Series」同様に、純度が9Nにまで達するG7 Silver-Gold 合金を導体に採用。この価格帯で9N導体というのは前代未聞である。



「EXPLORE SG RCA」。上位グレードと同じG7 Silver-Gold 合金を導体に採用した、日本限定モデル


「マルチ・レイヤー・カプトン・テフロンインサレーション」を採用して静電容量を削減することによりケーブル内でのゲイン値の変化が抑えられるため、ケーブルの長さによる音質の劣化が最小限なのだという。DAC・アンプ間に繋いで試聴してみた。



DAC(マランツの「SA-10」)とAUDIAのプリメンアンプの間に接続して使用


ハイ・ファイ・セット「卒業写真」はヴォーカルが濃厚かつ立体感豊かで肉感的で、あまりの生々しさに驚く。ダニー・ハサウェイ「What's Going On」(ライヴ)はベースが太いが筋肉質、そして音色が濃い。中央のヴォーカルは立体的な音像を描く。


「ブリテン:ヴァイオリン協奏曲」のイザベル・ファウストによるヴァイオリンもやはり音色濃く密度感を高め、再生環境によっては気になる神経質さが抑えられている。音場は特に上下・前後方向が広い。


この価格帯で名門シルテックの表現を堪能できるのが嬉しい。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB