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公開日 2025/08/20 10:16
Fnatic選手と共同開発した「勝つための」ゲーミングギア

INZONE、ラピトリ/ガスケットマウント搭載の本格ゲーミングキーボード。光学式スイッチマウス、マウスパッドも

編集部:岡本 雄

ソニーは、同社ゲーミングブランド “INZONE” から、プロeスポーツチームとの共同開発により開発したブランド初のゲーミングキーボード、マウス、マウスパッド計4製品を9月5日(金)より発売する。価格はいずれもオープン。それぞれの予想実売価格は以下の通り(表示はすべて税込)。


・キーボード
KBD-H75」40,000円前後


・マウス
Mouse-A」22,000円前後


・マウスパッド
Mat-F」8,000円前後
Mat-D」5,000円前後



プロeスポーツチーム「Fnatic」と共同で開発した6機種のゲーミングギアで勝利に貢献


INZONEブランドのラインナップの中でも、特にプロフェッショナルに近いFPSコアゲーマー向けに開発されたという製品群。


いずれの製品も、2023年からパートナーシップを結んでいる、英ロンドンに拠点を置くプロeスポーツチーム「Fnatic(フナティック)」と共同で開発されている。企画段階から同チームと意見交換をしながら製作しており、プロに近いコアゲーマーの競争において「勝利に貢献する」と謳う。


なお、本稿で取り上げるブランド初のキーボード/マウス/マウスパッドのみならず、FPS向けにより特化させたというワイヤレスヘッドセット「H9 II」、およびブランド初の有線ゲーミングイヤホン「E9」も同時展開。こちらは別稿にて紹介する。



 


「KBD-H75」は磁気スイッチ/ラピトリ/ガスケットマウントなど本格仕様のコンパクトキーボード


KBD-H75は、FPSのプレイを想定して反応速度や使用感を追求したというゲーミングキーボード。付属のUSBケーブルによる有線接続にのみ対応する。キー配列については、9月5日時点では英字配列のみラインナップとなるが、2026年春頃を目途に日本語配列モデルも検討中だとしている。



KBD-H75」オープン価格(予想実売価格:税込40,000円前後)


75%のテンキーレスサイズを採用することでマウスの可動域への干渉を抑制。各キーの仕様についてはFnatic選手と意見交換をしながら調整したといい、具体的には「コンパクトであってもFnキーは欲しい」「Spaceバーは(FPSで一般的な)WASD操作時に誤作動しないよう斜め方向に固定してほしい」「矢印キーは本体ポジションに寄せたい」といった意見が反映されている。


ポーリングレート(PCへ1秒間にデータを送信する頻度)は8,000Hzでキー入力に瞬時に反応。キースイッチはアナログ磁気方式を採用し、アクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)を0.1mmから3.4mmまで任意に調整することができる。


さらにキーの押し/離しの切り替えを高速化する「ラピットトリガー」にも対応。キーキャップのグラつきも強固なスタビライザーで防ぐことで、高速かつ正確なキャラコントロールを実現すると謳う。


本体にはブランドオリジナルの堅牢なCNC加工メタルフレームを、キーキャップには耐久性と手触りのよいダブルショットPBTキーキャップを装備。加えて、内部基板の固定にクッション性の高い素材を用いる「ガスケットマウント」も採用。静かで快適なキーの打ち心地も追求している。


右上にはボリュームコントロールダイヤルを搭載し、素早い音量調整が可能となっている。アプリ「INZONE Hub」およびWEB版「INZONE Hub」のユーザーインターフェースに対応し、アクチュエーションポイント、ショートカットキー割り当てなどの設定操作ができる。


ほか、カスタマイズ可能なライティング機能を内蔵。CNC加工のアルミボディとの組み合わせで高級感を演出しており、「持っていることが自慢できる」外観を目指したという。


 


「Mouse-A」は光学式スイッチと独自センサーを投入


Mouse-Aは、赤外線利用の光学式マウススイッチを搭載した5ボタンゲーミングマウス。2.4GHzのワイヤレス接続とUSBケーブルによる有線接続に対応し、ポーリングレートは無線時8,000Hz、有線時1,000Hzとなる



Mouse-A」オープン価格(予想実売価格:税込22,000円前後)


センサーはブランド独自の「3950IZ」を搭載し、最大感度30,000DPI、最大加速70G750IPSの反応速度を実現。形状はFnatic選手の要望を反映しながら持ちやすさを追求。さらに、48.4gという「重すぎず、軽すぎない」質量とすることで、素早く正確なエイムをサポートするとしている。


無線接続時、最大90時間の連続使用に対応する。アプリ「INZONE Hub」およびWEB版「INZONE Hub」のユーザーインターフェースに対応し、DPI/ポーリングレート調整、各種ボタン割り当てなどの設定操作ができる。


 


ゲームの特性に合わせた2種類のマウスパッドを展開


マウスパッドは、選手からのヒアリングで「ゲームの種類によって求める要素が違う」という意見が多く上がったことから、2種類のラインナップを用意。Mat-Fは『VALORANT』などのタクティカル系FPSMat-Dは『Apex Legends』といったバトルロワイヤル系FPSに向けた仕様となっている。



Mat-F」オープン価格(予想実売価格:税込8,000円前後)/写真右・ブラック
Mat-D」オープン価格(予想実売価格:税込5,000円前後)/写真左・グラデーション


狭いマップで移動頻度が少なく、正確なエイムが求められるタクティカル系FPSには、低感度、ストップ技術に優れたマウスパッドが適する。これを踏まえてMat-Fは、カスタム調整された生地で滑りと摩擦を両立。6mmと厚めに設定することで、滑り出しの良さとストッピングのしやすさを達成したとしている。


裏地にはSlimFlexを使用し、高いグリップ力で机に密着。激しいマウス操作でもズレないと説明している。サイズは480×400mmでマウスの広い移動スペースを確保している。カラーはブラック。


広いマップで移動頻度の多く、周辺360度の素早い視点移動が求められるバトルロワイヤル系FPSでは、高い感度での使用に適したマウスパッドが必要。これに対しMat-Dは、スムーズな滑りと摩擦を持つハイブリット素材を表面に採用。裏地は天然ゴム素材を使用することで机への密着性を高めている。


サイズは480×400mmでマウスの広い移動スペースを確保。厚さは4mm。ブランドカラーをイメージしたオリジナルのグラデーションデザインを採用している。


 


リニューアルした「ソニーストア銀座」には体験スペース。『VALORANT』公式大会にも新製品提供


なお本日8月20日(水)より、東京都中央区銀座の複合施設「GINZA PLACE」にある直営店「ソニーストア銀座」がリニューアルオープンする。これに伴い同店では、INZONEブランドを扱うゲーミングコーナーを拡大。上記の新製品の試遊のほか、ゲーム大会やコミュニティイベントの会場としても活用していくとのことだ。


またこの度の新製品発表にあわせ、Riot Gamesが主催する人気FPS『VALORANT』の公式競技大会「VCJ(VALORANT Challengers Japan)」とも契約を締結、認知の拡大を狙う。


ワイヤレスヘッドセットH9 IIと有線イヤホン・E9が、8月23日(土)、24(日)に開催される「VALORANT Challengers Japan 2025 Season Finals」の公式ゲーミングギアになるという。


 

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