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公開日 2022/08/19 15:46
景気が悪化しないうちに売れるだけ売りたい?

アップルが「iPhone 14」発表・発売を急ぐのは景気後退リスクを避けるためか【Gadget Gate】

多根清史
昨日、アップルが「iPhone 14」発表イベントを9月7日(米現地時間、以下同じ)に行うとの予想が報じられていた。同社の内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者による情報だけに、信ぴょう性はかなり高いと思われる。

Image:JHVEPhoto/Shutterstock.com

が、Gurman氏は「(スマートフォン)業界にとって不安定な時期に、フラッグシップ製品を更新する」とも指摘していた。しかも、例年の新型iPhone発表イベントよりも早めである。たとえばiPhone 12の発表は10月13日、iPhone 13は9月14日だった。

なぜ、アップルはiPhone 14の発表・発売を急ぐのか? この疑問につき、有名アナリストが分析を述べている。

アップルのサプライチェーン情報に詳しいMing-Chi Kuo氏はツイートで、iPhone 14の発表/出荷が早くなる可能性は、同社が前回の決算説明会で次四半期に前向きな見通しを示したことと関係がある、と指摘している。つまり新型フラッグシップを早めに送り出せば、業績も上向きになりやすいということだろう。

それに加えて、世界的に不況のリスクが増大していて先が読めない状況も語られている。「できるだけ早くiPhoneを発表/出荷することで、景気後退リスクによる需要への影響を最小限に抑える」意図があるというわけだ。

これまでMacBook ProやiPadの生産については、中国のロックダウンや熱波による影響を受けたとの報道が何度もあり、実際に納期が大幅に遅れていた。

が、ことiPhone 14については有機ELパネルや背面カメラ用レンズに品質管理の問題があったと伝えられながらも、その影響は最小限に抑えられたと見られている。やはりiPhoneはアップルにとって主力製品だけに、サプライチェーンの調整にも全力が注がれているようだ。

iPhone 14のうちProモデルは値上げされる(ただしストレージも増量される可能性あり)といわれながらも、アップルはiPhone 14シリーズ全体で、昨年のiPhone 13と同等の9000万台もの製造をサプライヤーに要請しているとの報道もある。

そうした方針は別に攻めの姿勢ではなく、景気が総崩れとならないうちに売れるだけ売っておこう、という守りの姿勢なのかもしれない。

Source:Ming-Chi Kuo(Twitter)
via:9to5Mac

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