トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > モバイル/PCニュース

公開日 2022/05/24 14:57
通信開始までの時間も2msecに

「TransferJet X」規格化完了。13.1Gbpsで近接無線通信、4K映像も送れる

PHILE WEB編集部
一般社団法人 TransferJet コンソーシアムは、超高速近接無線通信規格「TransferJet X」(トランスファージェット エックス)の規格化が完了したと発表した。明日5月25日から東京ビックサイトで開催される「WIRELESS JAPAN」でも披露される。

元祖「TransferJet」は、ソニーが中心になって開発し、2010年頃から同社製のPCやカメラなどに搭載されたが、普及が進まなかった。

今回のTransferJet Xは、新たに60GHz帯を採用し、通信速度は256QAMの場合で13.1Gbpsとなる。通信距離は10cm以内。

TransferJet Xの主な仕様

以前のTransferJetは4.48GHz帯を使用しており、通信速度は560Mbpsだったが、それに比べて大幅に速度を高めた。この速度向上によって、4K映像やVR向け映像の転送も行えると、同コンソーシアムでは説明している。

また通信する相手との接続開始時間も2msec以下と、以前の規格に比べて大幅に短縮。この特徴を使って、改札ゲートへの採用など、新たな使い方も提案するという。

TransferJet Xは以前のTransferJetと同様、1対1の通信が基本。このため無線LANやLTE/5Gと異なり、周囲の環境で通信速度が落ちることがなく、展示会やパブリックスペースで利用しても高速通信できることも利点としている。

なお、TransferJet Xに準拠したSoCについては、高速近接無線技術研究組合にて開発が完了したとのことだ。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 Apple MusicとiCloud+を使ってる? なら「Apple One」にした方がおトク!
2 手の届きやすい価格で迫力満点サウンド!AVIOT「TE-W1」「TE-W1-PNK(ピヤホン8)」を徹底レビュー
3 ソニー、4KからフルHD+ディスプレイに回帰したフラグシップスマホ「Xperia 1 VI」
4 女子プロゴルフ「ブリヂストンレディスオープン」5/16から4日間の放送・配信予定
5 【moraアニソンTOP10】アクセル全開すぎる『ガールズバンドクライ』に“爪痕”つけられた人、続出中!
6 レコード再生で使う「フォノイコライザー」の役割とは? 選び方のポイントは?
7 カロッツェリア、Apple CarPlay/Android Auto対応のディスプレイオーディオ「DMH-SZ500」
8 Apple Musicが「史上最高のアルバム100枚」を発表。10日間にわたり10作品ずつ公開
9 高まった装着感とリーズナブルな価格。Shokz「OpenFit Air」は“ながら聴き”イヤホン最良の選択肢
10 LG、360度回転アーム搭載の4Kプロジェクター「CineBeam Q」。超小型でバッテリーも内蔵
5/17 11:27 更新

WEB