トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > モバイル/PCニュース

公開日 2022/04/05 12:26
元リードエンジニアが語る

初めてFaceTimeを見たスティーブ・ジョブズが発した一言とは?【Gadget Gate】

Kiyoshi Tane
今やiPhoneやiPad、Macなどのコミュニケーションで中核となっているFaceTimeやiMessage(日本では「メッセージ」アプリ)が生まれたのは、約10年前のこと。

Image:Ben Stanfield

これら2つに深く関わった、元iPhoneリードエンジニアであるJustin Santamaria氏が、ポッドキャストのインタビューで、スティーブ・ジョブズがこれらに初めて出会ったときのリアクションなどを語っている。

Santamaria氏は2003年に、ビルドエンジニア(ソースコードなどを元に実行ファイルや配布パッケージを作成する「ビルド」に関する技術者)としてアップルに入社。ビルドシステムの自動化に関する社内プロジェクトに携わった後、Mac OS X用のインスタントメッセージアプリ「iChat」(2012年に開発終了)を開発するチームの一員となったという。

その後2009年までは、iPhone、iPod、iPadの電話やメッセージ、FaceTimeのユーザーインターフェイスと機能担当チームのエンジニアリングマネージャーを務めていたとのこと。そうした経歴から、FaceTimeとiMessageの誕生について語っているが、その中にはジョブズに最初のFaceTimeのデモを見せたときの思い出も含まれている。以下、該当する部分の翻訳である。

「私は上司の部屋にチームと一緒にいました...そして誰かが別の部屋にいて、また誰かが別のオフィスにいた。そうして4台のコンピュータを(FaceTimeの通信テストのため)使っていたのですが、何が起こっても、上手くいっているフリをするように指示されたのを覚えています。(中略)FaceTimeが「ウーン」と音を出すと、彼(ジョブズ)が3Dビューで「ウーン」から飛び出したんです。それを見てスティーブが「大変だ、観客にウ○コを漏らさせてしまうぞ」と言ったのを覚えています。

ちなみにジョブズはこうした表現を好んで使ったことが知られており、Facebookについても「Fecebook」(Feceとは排泄物)」と呼んでいたメールが見つかっている

その後もFaceTimeは進化を続けており、アップル製品以外のWebブラウザからも通話に参加できたり、通話相手と音楽や映画をともに楽しめる「SharePlay」機能も追加されている。そうしたコミュニケーション機能も、その出発点にはジョブズの感動体験があったのだろう。

Source: Tecmeme Ride Home(Podcast)
via: 9to5Mac



※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB