トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > モバイル/PCニュース

公開日 2018/02/14 18:42
IDC Japanが調査結果発表

2017年の国内スマホ市場はiPhoneが5割近いシェアを獲得

編集部:小野佳希
IDC Japanは、国内の携帯電話およびスマートフォン端末の2017年第4四半期(10〜12月)、および2017年通年(1月〜12月)の出荷台数調査結果を発表した。ブランド別ではiPhone X/iPhone 8を発売したアップルが5割に迫るシェアを獲得し1位となったことなどを明らかにした。

2017年 国内スマートフォン出荷台数 ベンダー別シェア

2017年第4四半期、国内市場の携帯電話(スマートフォンと従来型携帯電話の合計)の出荷台数は、前年同期比13.6%増の1,107万台。要因としては、アップルのiPhone出荷が前年同期比22.9%増の621.4万台という記録的水準に達したことが挙げられるという。

消費者の関心が高かったiPhone Xの出荷が好調だったことに加え、相対的に値頃感の強まったiPhone 8も極めて好調な出荷を記録したとのこと。iPhone 8の第4四半期の国内出荷台数はiPhone Xを上回った。

Android陣営では、Xperia XZ1が好調な出荷を記録したソニーが155.3万台(前年同期比17.9%増)の出荷となり第2位、AQUOS Senseを中心に豊富なラインナップを揃えたシャープが第3位で113.4万台(前年同期比39.2%増)と続いた。スマートフォンの出荷台数は1,101万台(前年同期比17.3%増)となった。

また、通年では、2017年は前年比4.6%増の3,409万台の出荷となり、2016年に続いて2017年も前年比でプラス。ベンダー別シェアでは、アップルが1,589万台(シェア46.6%)でトップ、2位は456.6万台(同13.4%)のソニー、3位は334.6万台(同9.8%)のシャープ、4位は303.1万台(同8.9%)の京セラ、そして5位は271.4万台(同8.0%)の富士通となった。アップルの出荷台数は前年比0.7%減ながらもほぼ同水準を維持しており、「日本国内での圧倒的な存在感が目立つ」と同社は紹介している。

IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの菅原 啓氏は、「アップルの新製品の主な出荷時期でもある第4四半期はここ数年出荷台数が突出する傾向が続いているが、2017年第4四半期もそれが顕著であった」とコメント。

「この背景にはかねてより話題となっていたiPhone Xに加えてiPhone 8の出荷が好調だったことが影響している」とした上で、「他方、Android陣営ではSamsungやHuawei、ZTEなど外資系ベンダーの存在感が高まることで活発化の様相を見せており、2017年第4四半期に世界第4位であったOPPOが今春より日本市場に参入する事も含め、動向が注目される」と述べている。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新

WEB