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公開日 2024/08/14 10:29
逆に旧ペイントのアップデートを連発

マイクロソフト、「ペイント3D」終了へ。11月4日にMicrosoft Storeからも削除

多根清史
マイクロソフトは画像編集アプリ「ペイント3D」(英語名「Paint 3D」)を非推奨とし、2024年11月4日にMicrosoft Storeから削除する。すでにアプリをインストールしている人は、引き続き使えるようだ。

ペイント3Dは2017年のWindows 10 Creators Updateとともに初導入され、モダンなユーザーインターフェース(UI)、新たな2Dと3Dのペイント機能、PNGファイル対応とレイヤーのサポート等が盛り込まれ、最終的には30年以上の歴史ある「ペイント」アプリに取って代わるはずだった。

一時マイクロソフトは、旧来のペイントアプリを廃止し、ペイント3Dに開発リソースを集中させる方針を打ち出した。だが、ユーザーからの反発に遭ったため撤回し、数年ぶりに旧ペイントアプリのアップデートを開始。キーボード操作やUIの再設計、レイヤーとPNG透明度のサポート、AIによる画像生成などの新機能を次々と追加していった。さらには旧アプリが存続し、新アプリが退場する奇妙な逆転へと至ったわけだ。

ペイント3Dは、マイクロソフトが3Dオブジェクトに入れあげた時代の徒花でもある。当時、同社はMRヘッドセットHoloLensを強力に推進し、Windows Phoneに3Dスキャン機能を導入する計画を立てていた。今や、それらのデバイスは全て過去のものとなっている。

また本アプリは、Windows Mixed Realityプラットフォームと連携し、現実の環境と融合できる3Dオブジェクトを作成および操作できるアプリとして売り込まれていた。この秋の大型アップデート「Windows 11 24H2」でWindows Mixed Realityが削除されるのが、ペイント3DがMicrosoft Storeから消えるのとほぼ同じ時期であることは、おそらく偶然ではない。

ペイント3Dは、Windows 10時代に現れたもののWindows 11時代に消えてゆく数多くのアプリに加わることになる。音声アシスタントCortanaはCopilotに追いやられ、「メール」「カレンダー」アプリはOutlookアプリに置き換えられ、「ヒント」(Tips)もWindowsの今後のリリースで削除される予定だ。

完全に新規の機能ではなく、旧アプリと役割が被る場合は、「革新」が「愛着」に打ち克つことは難しいのかもしれない。

Source: Microsoft
via: Ars Technica, Windows Central

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