トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2022/09/08 14:40
そこまで偽造品が蔓延していたとは

iOS 16、偽造AirPodsを検出しユーザーに警告する新機能

多根清史
iPhone向けの次期システムソフトウェア「iOS 16」は、9月13日に配信開始されることが公式サイトで告知されている。それに先立ち開発者向けにリリースされたiOS 16 RCで、偽造AirPodsを検出するとユーザーに警告を出すことが明らかとなった。

RCとはリリース候補版(release candidate)であり、このバージョンで特に問題がなければ、そのまま正式版として配信される見通しだ。

さて米9to5Macは、iOS 16 RCの内部システムファイルから見つかったコードにより、世界中ではびこっているAirPodsの偽造品を検出できることが判明したという。

これら偽造品の中には、本物のAirPodsをそっくりコピーしたものがあり、自動ペアリングやバッテリーインジケーターなど、一部のソフトウェア機能までも動作できるとのことだ。

実際に偽造品をペアリングしようとすると「これらのヘッドフォンは、本物のAirPodsとして確認が取れず、期待通りの動作をしない可能性があります」というメッセージが表示されるそうだ。さらに「詳細」ボタンをタップすると、アップル公式サイトにある、本物のAirPodsを見分ける方法についてのサポート記事に移動するという。

また、この警告には「接続しない」オプションも表示されるとのこと。また少なくとも現時点では、これらの偽造品をiPhoneやiPadで使えないようシステム的にブロックする気配はないようだ。

一方で、サードパーティ製のワイヤレスヘッドホンには、この仕組みは発動しない。このシステムは、あくまでアップルの公式プロトコルごと詐称しようとする偽造AirPodsに特化し、検出するために作られたものらしい。

またiOS 16 RCのコード内からは、新AirPods Proのケースにメッセージやミー文字が刻印されている場合、それらがメモリにエンコードされた状態で提供されることがわかったという。それによりiPhoneやiPadとペアリングすると、それを読み取って刻印された状態のケースが表示されるようになるとのことだ。

すでにアップルはiPhoneやiPadの非純正アクセサリーを検出すると、ユーザーに警告を発するようになっている。

それにしても、同社がiOSで対応することを迫られるほど、ハードウェアのみならず、ソフトウェア的にもAirPodsを偽造する業者が蔓延していたとは、少なからず驚きといえそうだ。

Source: 9to5Mac

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB