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ゼンハイザー、音質強化した新フラグシップ完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless 5」
編集部:小野佳希ゼンハイザーは、完全ワイヤレスイヤホンの新たなフラグシップモデル「MOMENTUM True Wireless 5」を9月3日に発売すると発表。予約受付を開始した。
カラーバリエーションはグラファイト/クリームの2色を用意。価格はオープンだが、市場では税込49,940円前後での実売が予想される。
同社製完全ワイヤレスイヤホンのフラグシップである“MOMENTUM True Wirelessシリーズ”の最新モデル。音質チューニングのブラッシュアップ、ドルビーアトモスへの対応、ノイズキャンセリング性能やバッテリー性能の向上、通話用マイクの増設など、様々な面で前モデル「MOMENTUM True Wireless 4」から機能強化を図っている。
ドライバーユニットには、7mm径の自社開発ダイナミックドライバー「TrueResponseトランスデューサー」を搭載。サイズなどは前モデルと同じだが、中域の押し出し感をわずかに抑えることで、よりバランスの取れた自然なサウンドを実現したとのこと。
低域はよりクリーンかつコントロールされた表現となり、さらに12kHz以上の帯域を高めることで高域の抜け感が向上し、楽器の周囲により広がりのある空間表現を生み出すとアピールしている。
なお本ドライバーユニットは、長年展開している有線イヤホン“IEシリーズ”の開発で培った音響技術を活かしたもの。ヘッドホン“HD 800シリーズ”や当時600万円で販売した超高級機「HE 1」などを手がけた音響エキスパートが、数十年にわたる経験を結集して開発したという。
5Hz - 21kHzという広帯域をカバーするドライバーによって低域から高域まで忠実に再現するとともに、歪みや不要な共振を抑え、アーティストが意図した音をありのままに届けると説明している。
メディア向けに開催された製品説明会にて同社スタッフは「今の我々が圧倒的な自信をもって世に送り出せるドライバー」だとドライバーユニットに言及。「このドライバーは我々にとって、シャネルでの『No.5』やリーバイスの『501』のような、ブランドを代表するものだ」と胸を張る。
Bluetoothのバージョンは6.0で、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Losslessに対応。最大96kHz/24bitのハイレゾ相当の再生が行える。
なお、今回ハイレゾ認証は取得していないが、これは「ハイレゾ認証を過小評価しているわけではないが、今回は、我々が考える最高のリスニング体験を届けることを追求した結果、認証基準を満たすスペック数値を実現させるのではなく、ドライバーの性能をしっかり押し出していくほうがよいだろうと判断した」ためだという。
また、7月に発売したイヤーカフ型イヤホン「ACCENTUM Clip」ではハイレゾコーデックとしてLDACに対応していたが、今回は上記のとおりaptX Adaptiveを採用。「ACCENTUM Clipはブランドとして初めてのカテゴリーの製品ということもあってLDACを試してみたが、今回は従来使っていたaptX Adaptiveにした」とのこと。
そして、上述のとおりドルビーアトモスへ新たに対応。同社製のワイヤレスイヤホンとして初めて3Dオーディオに対応した。
3Dオーディオに関しては、ユーザーの頭の動きに合わせて音場をリアルタイムに最適化するヘッドトラッキング機能も搭載。ライブ会場の空間表現や映画のサラウンド効果をより自然に再現し、まるでその場にいるかのような圧倒的な没入感を実現すると同社は説明している。
音質面ではそのほか、スマートフォンアプリ「Smart Control Plus」を通しての各種調整に引き続き対応。フラウンホーファーとの共同開発によるサウンドパーソナライズ機能や8バンドイコライザーなどによって、ユーザー一人ひとりの好みに合わせたサウンドチューニングが行える。
ノイズキャンセリング性能も強化。まず、新設計のイヤーピースにより密閉性を向上させ、パッシブでの遮音性能を高めている。そしてさらに、マイクプレートと音響チャンバーを最適化した防風設計により、屋外で気になる風切り音の低減も図っている。
加えて、アダプティブ風切り音低減モードも新搭載。風の強さを自動で検知し、リアルタイムに最適化する。また、外音取り込み機能には低ノイズマイクを採用し、遅延の少ないナチュラルな外音取り込みを実現したという。
バッテリーはイヤホン単体で最大12時間、充電ケース併用で最大40時間の使用が可能。前モデルではイヤホン本体で7時間、ケース併用で30時間だったところから性能を向上させている。
また、イヤホン本体および充電ケースのバッテリーをユーザー自身で交換できる設計を新たに採用。ただし交換用バッテリーの提供方法などは現在検討中だという。そのほか充電に関してはUSB Type-Cケーブルでの有線接続に加えて、Qi規格でのワイヤレス充電にも対応している。また、8分の充電で最大約1時間再生可能になる急速充電にも対応している。
通話性能においては、前モデルで合計6基だったマイクを左右それぞれ4基、合計8基のマイクに増やし、骨伝導ボイスセンサーを搭載。さらにAIによる音声処理技術を組み合わせることでも、通話性能を向上させている。
多数の耳形状データを解析し、新しいエルゴノミクスデザインを開発することで装着感にも配慮。前モデルよりも丸みを帯びた筐体デザインになり、耳により自然にフィットして長時間使用時の負担を軽減するとしている。装着テストでは、前モデルと比較して73%のユーザーが快適性の向上を評価したという。
そのほか、充電ケースの形状も従来から変更し、デザインもこれまで採用していたファブリック調のデザインではなくなった。「薄型化を望むユーザーの声が多く、それに応えるためにファブリック調を取りやめた」とのこと。
同社では、発売を記念した保証延長キャンペーンも実施。2026年10月20日までに購入すると、通常1年間の保証を1年延長し、合計2年間の保証を提供する。
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