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Cayin、最大出力560mWの“ハイパーモード”搭載ポータブルDAC/アンプ「RU3」
編集部:成藤正宣編集部コペックジャパンは、同社が取り扱うCayin(カイン)ブランドから、最大出力560mWのポータブルUSB-DAC/アンプ「RU3」を、2025年12月25日(木)に発売する。直販価格は18,700円(税込)。
カラーバリエーションはブラック/ライトシアン/パープルの3色展開だが、ライトシアンおよびパープルモデルは2026年以降順次発売となる。
DACチップにESS「ES9069Q」1基を採用し、ヘッドホン出力に4.4mmバランス/3.5mmシングルエンドを1基ずつ備えたスティック型のポータブルDAC/アンプ。
オーディオプロセッサーとして、低レイテンシー、高い互換性、省電力性に優れるという「SPV5068」を採用。PCM 768kHz/32bit、DSD512ネイティブ再生まで対応した。
アンプ回路は、テキサス・インスツルメンツのオペアンプ「OPA1602」2基と、SGマイクロの「SGM8262」2基を組み合わせたクアッド・バランスドドライブ設計。歪みやノイズを抑制しつつ、正確な定位や広い音場を再現し、没入感のあるリスニング体験が楽しめるとする。
また、スタンダード(STD)とハイパー(HYP)という2種類の電源モード切り替えに対応。STDモードでは消費電力と発熱が小さく、接続した機器のバッテリー消費を抑えながら長時間のリスニングが可能。HYPモードでは、4.4mm接続で最大560mW(32Ω)、3.5mm接続で最大180mW(32Ω)の大出力を発揮し、様々なヘッドホンを余裕を持ってドライブできるとアピール。力強いダイナミクスと高い透明感も味わえるとしている。
電源モード切り替えだけでなく、2段階のゲイン切り替えや、外部アンプなどとの接続に適したラインアウト(LO)モード切り替えにも対応する。
ボディの素材には航空グレードのアルミニウム合金を採用。CNC加工で精密に削り出し、アルマイト処理にて耐久性と質感を高めている。背面パネルには、光をさりげなく反射するレーザー刻印も施した。
0.96型カラー液晶ディスプレイには再生音源の情報や設定メニューを表示でき、4種類のUIテーマから好みの見た目を選択可能。側面にはマルチファンクションボタンを搭載する。USBケーブルは着脱が可能で、高密度シールド構造のオーディオグレードUSB Type-C to Cショートケーブルが同梱する。
UAC2.0/1.0切り替えにも対応しており、UAC1.0モードでは一部の家庭用ゲーム機などでも利用できる。またAndroid端末との接続時には、アプリ「Cayin Control」から音量や出力バランス、チャンネルバランス、デジタルフィルター設定などが可能。音質劣化を抑えた10バンドEQも設定できるほか、ファームウェア・アップデートによる機能追加もサポートするという。
外形寸法は60W×25.4H×11Dmm、質量は24g。
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