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BQEYZ、骨伝導ユニットを組み合わせたハイブリッドイヤホン「Winter II」
編集部:太田良司フォーリーフは、同社が取り扱うBQEYZ(ビーキューアイズ)の有線イヤホン「Winter II」を発売した。価格はオープンだが、税込54,000円前後での実売が予想される。カラーはブラウン、グリーンの2色。
Winter IIは、独自開発のダイナミックドライバーと骨伝導ユニットを組み合わせたハイブリッド型の有線イヤホン。前モデル「Winter」のアップグレード版として位置づけ、骨伝導ユニットの素材やキャビティ構造を最適化した。ボーカル表現の明瞭さと空間表現の向上を図った。
12mm径のデュアルキャビティダイナミックドライバーと、中高域に11.6mmのPZT(圧電セラミックス)骨伝導ユニットを備える。骨伝導ユニットには日本製の銀パラジウム合金を用い、パラジウム含有量を従来の2%から5%へ高めた。これにより導電性と駆動性が向上し、明瞭度と光沢感を高めたとしている。
デュアルキャビティダイナミック設計により、振動板前後の気流経路を独立・平滑化することで衝突や乱流を抑制し、非線形歪みの低減に寄与するという。ダイナミック側はネオジウム磁気回路と大黒電線のDCCAボイスコイルを組み合わせ、電流変化に対する応答直線性を高め、中高域の分離感と伸びを確保した。
筐体は5軸CNC加工によるアルミ合金キャビティを採用。高い固有共振周波数と小さな振幅により、不要な共振・振動ノイズの発生を抑える。これにより純度の高いクリアな再生を目指したとしている。
デザインは、スキーラインのモチーフに今年の干支である蛇の曲線を融合させた意匠を採用した。アルミ合金シェルは陽極酸化の高光沢仕上げで、耐腐食性と耐摩耗性を両立したという。筐体は圧縮形状とし、装着時のフィット感を高めた。
再生周波数帯域は5 - 40,000Hz、感度は113dB、インピーダンスは40Ω。