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水月雨、独自のチップや平面磁界ドライバーを搭載した完全ワイヤレス「夢回II - Golden Ages2」
編集部:原田郁未水月雨(MOONDROP)は、特許取得済みフルレンジ平面磁界ドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「夢回II-Golden Ages2」を10月15日(水)に発売した。同社の「夢回」シリーズの最新モデルで、価格はオープン。市場では税込14,230円前後での実売が予想される。
特許を取得したフルレンジ平面磁界ドライバーと、完全ワイヤレスイヤホン向けにカスタマイズしたオーディオ特化SoCを組み合わせ、さらに精密な音響構造とDSPによるチューニングを施すことで、純粋でクリアな音質を高いコストパフォーマンスで楽しめるとするモデル。
全帯域の全高調波歪み(THD)は0.05%未満に抑え、自然で耳に心地よく、忠実な音色を追求。同社の「VDSF Target Response」に準拠した周波数特性で、正確で整った音像と、自然で滑らかな音色を再現すると謳う。
SoCには、さまざまなオーディオ関連機能を余裕をもって処理するべく大手オーディオチップメーカーと共同開発した、22nmプロセスの「MOONDROP TWS-01」を搭載。SNR 106dB、25mW+25mWのアナログ出力を備えるとともに、本モデルの全機能を同時駆動できるとアピールする。
コーデックはSBC/AACに加え、最大192kHz/24bit相当の伝送や接続の最適化機能に対応するというLHDCバージョン5.0(LHDC-V)や、最大96kHz/24bit相当の伝送が可能なLDAC、次世代Bluetoothオーディオ規格LE AudioのLC3などをサポートする。
加えて、専用チップと内蔵ジャイロセンサーを活用したダイナミック空間オーディオにも対応。聴覚指向による頭部運動調整を通じて両耳聴覚定位を強化することで、姿勢に応じた音像の定位を補正する。ヘッドトラッキングオフ、30度制限モード、角度制限なしモードなど3段階の設定を切り替え可能で、スピーカー再生に近い “箱鳴り” サウンドを再現するとのこと。
ノイズキャンセリング(ANC)機能は、フィードフォワード+フィードバックのハイブリッド方式ではなく、フィードフォワード方式のみを採用。ANCの効き目だけでなく、音質への悪影響や耳への圧迫感を抑えるよう調整を行ったとする。また、ドライバーの性能と風切り音を抑制するマイク構造、およびSoC内蔵DSPがあいまって、ANC性能は従来モデルから約30%向上しているという。
さらに、ビームフォーミング技術による騒がしい環境でのクリアな通話や、55ms低遅延の「ゲームモード」と高音質の「ミュージックモード」を切り替えられるデュアルモード機能なども搭載。TWS Mirroringによる片耳/両耳の自動切替にも対応する。
同社のアプリ「MOONDROP GLOBAL」との連携では、パラメトリックEQによる音質調整や、ワンタップでの自動EQチューニングも可能。ユーザー参加型DSPにより、他ユーザーのEQプリセット共有にも対応している。
本体デザインは小さな耳にも自然にフィットするよう、浅めの装着形状を採用。充電ケースはレトロなプレーヤー風のデザインで、ツートーンデザインのフルカバー型ケースも付属。マットスエードPUレザーを使用しており、滑らかな手触りと優れた耐久性を兼ね備えるという。連続再生時間は最長約8時間(AACコーデック接続時)。
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