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公開日 2025/07/31 11:30
レグザ公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」で公開

「X9シリーズ」と「Z9シリーズ」で“レグザ頂上対決”、4Kテレビの最高画質を徹底比較

編集部:長濱行太朗

国内最大級の規模を誇るオーディオ・ビジュアルの総合アワード「VGP2025 SUMMER」では、TVS REGZAの4Kテレビ「X9シリーズ」「Z9シリーズ」「Z7シリーズ」「Z6シリーズ」の4シリーズが総合金賞を獲得した。


そこで今回、レグザ公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」では、“レグザ頂上対決” と題し4K有機ELテレビの「X9シリーズ」と4K Mini LED液晶テレビの「Z9シリーズ」の画質・音質対決を実施。前編となる本動画では、画質を徹底比較した。果たして、フラグシップモデル対決を制するのはどちらのモデルか?!



今回の動画では、レグザブランド統括マネージャーの本村裕史氏、人気声優の小岩井ことりさん、そしてVGPアワードで審査員を務めるオーディオ&ビジュアルライター/AV評論家の折原一也氏が登場。



レグザ公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」にて“レグザ頂上対決”を実施


まず動画冒頭では、総合金賞に選ばれた理由として、画質・音質の高さ、豊富な機能性に加え、生成AI技術を採用した「レグザAIボイスナビゲーター」を業界に先駆けていち早く搭載したことが高く評価されたと、折原氏は説明した。


本村氏が「画質はどうでした?」と改めて質問すると、「『X9シリーズ』と『Z9シリーズ』のどちらも良かった!」と、フラグシップモデルの画質の完成度が非常に高かったとコメント。4K Mini LED液晶テレビの画質の成長が著しいこと、しかし4K有機ELテレビも最新世代のパネルが登場したことで、どちらも目を見張るほどの高画質を叶えているという。



オーディオ&ビジュアルライター/AV評論家の折原一也氏


そして、どちらのモデルを購入しようかと悩んでいるユーザーが多いことも本村氏は明かす。そこで「両モデルを比較しちゃいましょう」と、レグザの画質を語る上で欠かせない存在であるTV映像マイスタの住吉 肇氏も登場し、ユーザーの期待に応える禁断の対決企画がスタートした。


画質比較では、65V型の「65X9900R」、同じく65型の「65Z970R」を用意した。実際に映像モードを「あざやかモード」にして横並びで観てみると、どちらも非常にきれいであり、加えて両機とも解像度感も高く感じられるが、細かく視聴していくと「65X9900R」のほうが、若干精細感が高くみえてくる。



写真左が「65X9900R」、右が「65Z970R」。65V型にサイズを揃えてクオリティを比較した


これについて住吉氏は、「4K有機ELテレビはネイティブコントラストが無限大に近く、画素ごとのコントラスト感が出ているため、精細感が上がって観えてくる」と解説。「映像で東京タワーの部分を観てみると、4K有機ELテレビは光と影のほんの少しの違いも描き出している」と本村氏もコメントする。高コントラストな表現が可能になると、映像の緻密さが高まり、その結果が立体感に表れてくるという。



レグザブランド統括マネージャーの本村裕史氏


次に色再現にフォーカスを当ててチェックしていくと、「どちらも鮮やかで、こんなにも広色域だったのかと驚きました!」と折原氏が絶賛。「X9シリーズ」は、新開発パネルである「高輝度広色域 RGB4スタック有機ELパネル」が採用されたことによってRGBの色純度が向上し、色域の広さも量子ドット技術を採用した「Z9シリーズ」とほぼ同等になっていると住吉氏が解説した。



TV映像マイスタの住吉 肇氏


2024年モデルまでは、4K Mini LED液晶テレビのほうが色再現性に優れているという印象が強かったが、2025年モデルは色域のBT.2020のカバー率も全く同じだという。今回、比較して観てみると、赤の純度だけ若干4K Mini LED液晶テレビのほうが高いと感じられるレベルだった。


夜景のシーンに切り替わっていくと、「やっぱり4K有機ELテレビの『65X9900R』のほうがいいですね」と小岩井さんがコメントした。「夜景だとピーク輝度が伸びてくれるおかげで、有機ELのほうが明るく見えますね」と折原氏も実感。窓の明かりの細かさはもちろん、例えば船が通るシーンでは人が乗っている部分まで鮮明に確認できた。



声優の小岩井ことりさん


また、4K有機ELテレビは、音楽ライブなどが得意な映像コンテンツだとしており、ステージやライトの明るさ、ステージ上の演者を精細感豊かに映し出せるとのこと。そのためリアリティの高い表現が可能だと、本村氏と住吉氏が説明する。そしてやはり映画コンテンツの再現においても、4K有機ELテレビの魅力が大いに発揮されるという。



4K有機ELテレビの「65X9900R」は細かな光も緻密にコントラスト豊かに表現する


次に画面全体が明るい映像シーンを観てみると、高い輝度性能が求められるため、4K Mini LED液晶テレビの「65Z970R」のほうが、綺麗さが際立ち、「白の中の白」の違いまで「Z9シリーズ」のほうが描き切れているとした。折原氏も「眩しさを感じる白さ」だと称賛するとおり、雪景色のシーンでも白が飛ぶことなく細かい表現までできていた。



4K Mini LED液晶テレビ「65Z970R」は「白の中の白」の違いまで描き切る


4K Mini LED液晶テレビは、スタジオ収録のバラエティ番組など、画面全体が明るくなるようなシーンの表現が得意であるため、放送番組やYouTubeのコンテンツなどと非常に相性が良いと説明。


明るい映像が得意な4K Mini LED液晶テレビは、視聴環境が明るいところでもメリットが大きく、大きな窓があって直射日光が入りやすいようなとても明るいリビングなどでは、4K Mini LED液晶テレビを導入したほうが、綺麗な映像再生が可能だと加えた。



「Z9シリーズ」に採用された「高輝度ファインMini LED液晶パネル」


特に2025年モデルの最新の4K Mini LED液晶パネルを採用したZ9シリーズは、バックライトのエリア分割数も大幅に進化。65V型「65Z970R」は約2,000分割、75V型「75Z970R」は約3,000分割弱、そして85V型「85Z970R」は3,000分割を超えており、2024年モデルと比較しても大幅に分割数がアップしていると、シニアプロダクトマネージャーの槇本修二氏が特別に紹介してくれた。



シニアプロダクトマネージャーの槇本修二氏


結果としてコントラストが上がることはもちろん、同時にピーク輝度も向上しており、4,000nitsを超えるレベルのピーク輝度をマークしているという。近年は4,000nitsの情報が含まれている映像作品も登場しているが、そういった映像コンテンツを視聴する際も、マスターモニターと同様にHDR情報をそのまま映し出せる、HDR規格にレグザの性能が追い付いてきたとアピールした。



槇本氏は、「レグザチャンネル」だから特別にとバックライトの分割数を解説


また、改めて4K有機ELテレビ「X9シリーズ」の特徴である「高輝度広色域 RGB4スタック有機ELパネル」が搭載されている点について紹介。輝度と色域が進化していることがトピックであり、特にRGBの独立の発光層を持たせることが可能になったため、色純度を高めたことが従来以上の広色域化に繋がったという。そして、RGBの画素だけで1,000nitsの明るさを実現しており、白い画素で明るさを補う必要がなくなり、自然な色再現のまま高輝度表現も叶えている。



「X9シリーズ」には、最新世代の有機ELデバイス「高輝度広色域RGB4スタック有機ELパネル」を搭載


RGBで1,000nitsが出せることは大きなポイントであり、映像制作の現場で1,000nitsによるグレーディングが施された映像コンテンツを、高い色純度で再現できるというのは、高画質を求めるユーザーにとって見逃せない点であるとした。加えて、「X9シリーズ」は輝度も従来から比べて約1.3倍に高まっており、「有機ELテレビは暗い」という時代は終わったと公言。コントストを高める技術として「新開発アドバンスド低反射ARコート」を搭載していることも大きな要因のようだ。


「X9シリーズ」と「Z9シリーズ」に共通しているのが、最新世代の「レグザエンジンZRα」を搭載している点であり、高画質機能の「AIシーン高画質PRO」では、新たにAIが音楽ライブステージシーンを判別して、ライブ会場の臨場感を再現できるようになったこともアピールした。



新世代AI搭載エンジン「レグザエンジンZRα」を両シリーズに導入している


その実力は、「ことりさんがライブで歌っているシーンも、レグザで観てみたいよね」と本村氏もコメント。小岩井さんも「ぜひ大きなステージに立って歌っている、私のライブシーンをレグザで観てほしい!」と声を大に紹介してくれた。


そして気になる音質については…次回の動画でチェック! 高音質技術を多数搭載した、「X9シリーズ」と「Z9シリーズ」のフラグシップモデル対決の行方に乞うご期待!



次回お届けする“レグザ頂上対決”の「音質編」もお楽しみに!

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