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【ポタフェス】NUARLから初の“ながら聴き”オープン型イヤホンが参考出展/Questyleが今秋発売予定のポタアンを多数展示
編集部:長濱行太朗e☆イヤホンが主催するポータブルオーディオイベント「ポタフェス 2025夏 秋葉原」が、本日7月12日(土)、明日13日(日)の2日間にわたり、東京・ベルサール秋葉原にて開催されている。
イヤホン/ヘッドホンや関連製品を取り扱う約140以上のブランドが集結し、新製品や開発中の参考出展品などが披露されてるが、本稿では、NUARL、Questyle Japan、コペックジャパン、前園サウンドラボのブースの模様をお伝えする。
NUARL初の“ながら聴き”イヤホンを参考展示。自社開発ドライバーとMEMSドライバーを導入
NUARLブースでは、トレンドの “ながら聴き” に対応したオープン型イヤホン「X033(仮)」が参考出展。同社初のながら聴きイヤホンであり、ドライバーは自社開発のダイナミック型ドライバーとMEMSドライバーを組み合わせたハイブリッド構成となっており、オープン型イヤホンながらも高音質を追求していることがポイントだ。
ハイレゾワイヤレスを実現する高音質コーデック・LDACにも対応しており、音質に対して徹底的なこだわりをみせる。装着はクリップタイプで、操作はタッチと物理ボタン、そして別途専用アプリを開発中だという。発売は今秋を目指しており、価格は2万円前後を予定しているそうだ。
昨日7月11日にリリースされたイヤホン「NX1 Chapter2」も展示。マグネシウム筐体に独自のダイナミック型ドライバーをシングル構成で搭載したモデルであり、イヤホン部のコネクターには2pinを初採用。付属ケーブルには同社の上位モデル「Overtune」で採用された4.4mmバランス接続に対応する銀メッキ銅線モデルが採用されている。
またOvertuneでも導入されている交換式ノズル「Interchangeable Nozzle仕様」も継承しており、2段階の音調ノズルを、長短2種類付属しており、500Hz以下の低域の量感などをユーザー自身で調整することが可能だという。
“ハイエンド据え置き型アンプの性能をポータブルへ”を成し得る「SIGMA」を展示
Questyle Japanのブースは、Questyleブランドから多数のポータブルヘッドホンアンプを参考展示していた。
10月に発売を予定している「SIGMA」は、100,000円弱という価格帯で、“ハイエンド据え置き型アンプの性能をポータブルへ” というコンセプトの基に開発されたモデルだという。高出力と省電力を両立できるためポータブルデバイスに最適な「カレントモードアンプ」を搭載し、フルディスクリート構成のフルバランス設計を採用している。
DACチップに旭化成社製「AK4493」を搭載しており、PCM 768kHz/32bitとDSD 22.4MHz/1bitをカバー。Bluetoothの高音質コーデックであるLDACやaptX Adaptiveにも対応する。
大きなボディが特徴的な「SIGMA Pro」は、来年の発売を予定。こちらも「カレントモードアンプ」を搭載し、フルディスクリート構成のフルバランス設計を採用している。DACチップはESS社製「ES9069」をデュアルで搭載する。
同じく来年発売予定のモデルとして「M18i Max」も展示。こちらは「SiPカレントモードアンプモジュール」が投入されており、DACチップはESS社製「ES9219Q」をデュアルで搭載したモデルとなる。
ポータブルオーディオファンの声に応え18cmのUSB Type-Cケーブルが誕生
前園サウンドラボのブースでは、ZonotoneブランドのUSBケーブル「Grandio USB-2.0」(18cm/USB Type-C to Type-C)を展示。
信号線を2芯、電源線を2芯、合計4芯の方式を採用。電源線からのノイズを信号線にできるだけ干渉させないよう、信号線にアルミラップシールドを導入し、外装のアルミラップシールドと高密度銅編組を組み合わせたダブルシールド構造を採用する。
2025年4月の発売以来、ユーザーから好評とのこと。従来までは60cmのUSB Type-C to Type-Cをラインナップしていたが、さらに短いケーブル長さのモデルを出してほしいというポータブルオーディオファンからの要望に応えた形だという。
開発当初は20cmを予定していたが、それ以上に短くしてほしいという声が多く、しかしケーブルの導体自体が非常に硬質なため、ケーブルが折れない長さをできうる限り突き詰めた結果、18cmのケーブルを開発できたと担当者は明かしてくれた。
プレーヤーにはZonotoneのブランドロゴが入っている側の端子、もう片側の無印の端子がアンプ側に接続する端子となっている。