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公開日 2025/06/20 11:00
特別なデザインとチューニングのイヤホン/DAPセット

HiBy、FAudioとコラボした10周年記念セット「HiBy The Golden 10th Anniversary Set」。全世界499セット限定

編集部:伴 修二郎

ミックスウェーブは、同社取り扱いブランドHiBy MusicとFAudioのコラボレーション製品として、特別デザインのデジタルオーディオプレーヤー(DAP)とインイヤーモニター(IEM)のセット「HiBy The Golden 10th Anniversary Set」を、6月27日より発売する。価格はオープンだが、税込644,400円前後での実売が予想される。



「HiBy The Golden 10th Anniversary Set」


両ブランドがともに10周年を迎えることを記念したコラボレーション製品。計8基のドライバーを搭載するハイブリッドイヤホン「Golden 10th IEM」と、このイヤホンのサウンドを引き出すためのチューンナップを施したDAP「R6 Pro Max Ti」の2製品がセットとなっている。なお、生産数は全世界限定499セットのみとなっており、イヤホンとDAPで共通のセット番号が刻印される。




「Golden 10th IEM」



「R6 Pro Max Ti」



Golden 10th IEMは、片側あたりダイナミックドライバー×2、バランスド・アーマチュア(BA)ドライバー×5、ピエゾ(PTZ)ドライバー×1の計3種/8基のドライバーを搭載。


専用設計の低域用ダイナミックドライバーは、音響キャビティによって空気の流れと定在波を精密にコントロールすることで、狭い筐体内であっても低域のディテールと深さを追求。


BAドライバーは、中域に2基、中高域に1基、高域に2基を配置。中域のBAは2基1組のコンポジット構造で解像度に優れ、中高域の高効率BAは様々な楽器の音色を再現。高域のBAは倍音を豊かに表現することで高域の完成度を高めると説明する。


そしてピエゾドライバーは、20kHzを超える超高音域を改善することで、より開放的で自然なサウンドを実現。これらのドライバーを5ウェイ・クロスオーバーによって制御することで、各ドライバーの特徴を活かしつつ、音楽性、ディテール、滑らかなで自然なトランジションを兼ね備えたとのこと。



計3種/8基のドライバーを組み合わせる


筐体設計においては、3Dプリントによって高効率化した内部面積を利用し、各ドライバー用のチャンバーや空洞を設けることで内部共鳴を減らす設計を採用。エアフローと空気圧のバランスの最適化も図っており、低域の深みに加えて高域の伸びと倍音も強調、各ドライバーの減衰も適切に制御しているという。


シェルの素材には、軽量かつ堅牢な航空機グレードのチタン合金を採用。ドライバーのアコースティック性能もピュアに伝えられるとする。また加工にはCNC切削を用いることで、快適な装着感と、均一なチャンバーサイズと音の一貫性を提供するとのこと。さらに、表面仕上としてマグネトロンスパッタリングによる薄く強力なコーティングを施し、摩耗や腐食耐性を向上させた。


ケーブルは、7N OCC/5N LCOCCと4N純銀によるハイブリッド構造を採用。通常のケーブルと比較して直径の太い24AWG低抵抗コアを用いることで、内部抵抗が低く、ミリ秒単位で音楽信号を正確に届けるとしている。コネクターは0.78mm 2pin、プラグは4.4mmバランスを備える。


そのほかイヤーピースとして、HiByのシリコン製「WG01」と、 FAudioの「Vocal+Silicone」を同梱する。 再生周波数帯域は20Hz - 50kHz、インピーダンスは25Ω、感度は112dB SPL/Vrms @1kHz。本体質量は片側あたり13g。


R6 Pro Max Tiは、HiByのDAP「R6 Pro Max」をベースとして、Golden 10th IEMの音質を最大限引き出すためにアナログ回路を刷新したモデル。現在では入手困難な測定器などの精密機器に用いられるグレードのオペアンプや、車載用の希少なコンデンサーといったパーツも投入し、音質を追求したという。



R6 Pro Max Tiは、Golden 10th IEMの音質を引き出すための再チューニングを施している


具体的には、オペアンプ「AD8620ARZ」×2、オーディオグレードタンタルコンデンサー「AVX F95」×12、電解コンデンサー「ELNA」×4、OPA1612×4といった厳選したパーツを採用。広帯域/低歪/低ノイズフロア(6nV/√Hz)を兼ね備え、広いダイナミックレンジと早いインパルスを意識した「アナログチューブのような音質」を目指したという。


その他のスペックについてはR6 Pro MAXを踏襲。ESSの最上位DACチップ「ES9039MS PRO」を搭載。再生フォーマットはPCM 768kHz/32bit、DSD1024まで。MQA再生にも対応しており、MQAファイルの16倍展開もサポートする。


3.5mm/4.4mmバランスそれぞれのヘッドホン端子とラインアウト端子を独立して装備。ネットワーク面ではWi-Fi 5GHz/2.4GHzならびにBluetooth 5.0送受信に対応。LDAC/aptX HD/aptX/AAC/SBCおよび独自のUATコーデックによるBluetoothオーディオをサポート(aptX HD/aptXは送信のみ)する。



背面イメージ


USB-DAC機能に対応しており、パソコンの外部サウンドカードやスマートフォンのデジタルアンプとしても利用可能。OSはAndroid 12をベースにカスタマイズしたHiByOSを搭載。SoCはクアルコムの「Snapdragon 665」を採用する。


本体には2160×1080解像度の5.9型 IPSディスプレイを搭載。RAMが6GBで、ストレージ容量は128G。最大2TBのマイクロSDカードにも対応している。バッテリー容量は8,200mAh/3.8Vで、連続再生時間は3.5mm接続で約10時間、4.4mm接続時で約9時間。



本体には2160×1080解像度の5.9型 IPSディスプレイを搭載


外形寸法は75.2W×147.45H×21.8Dmmで、質量が502g。ほか付属品として、イヤホンケース、USB-C to USB-Cケーブル、USB-C to USB-A変換アダプターなどを同梱する。


 

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