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公開日 2023/10/02 19:03
今後は社外での活用を検討

パナソニック コネクト、津山工場を閉鎖。Blu-rayディスクなど生産終了に伴い

編集部 : 伴 修二郎
パナソニック コネクトは、録画用Blu-rayディスクなどの生産拠点であった津山工場(岡山県津山市草加部)を、光ディスク事業の再編に伴い来年3月末日を目処に閉鎖すると発表した。

パナソニック コネクト(株)

同社が担当する光ディスク事業では、これまでパナソニックが培ってきたコンシューマー市場向けのBlu-rayディスク、Blu-ray技術をベースに開発したアーカイバルディスク、データセンター等での使用を想定したストレージ装置のデータアーカイバー製品等の開発、製造、販売を進めてきた。

しかし、コンシューマー市場では視聴スタイルの変化やクラウドの普及といった市場環境の変化、BtoB市場ではターゲットとするデータセンターのグローバルでの地域ごとのニーズの違い等に対応すべく、事業再編を進めることとなり、データアーカイバーの開発拠点であり、コンシューマー市場向けBlu-rayディスクの生産拠点であった津山工場を閉鎖することが決定した。

閉鎖後については、今後社外での活用を検討していくとのこと。また、これまで津山工場でBlu-rayディスクおよびデータアーカイバー用ディスクの製造等を請け負ってきたパナソニックAVCディスクサービス(株)は、9月25日の株主総会にて会社清算の決議を完了している。

2006年から販売を開始したコンシューマー市場向けBlu-rayディスクは、これまで主に日本国内でハイビジョン放送の録画用途などで利用されていたが、市場環境の変化で需要が大幅に減少し、今年2月に生産を終了していた。

また、2013年よりデータセンター向けに取り組んできたデータアーカイバーを中心とするアーカイブ事業は、製品特長の省電力化を求められる中国市場での取り組みを進め、昨年11月にパナソニックグループの連結子会社である中国華録・松下電子信息有限公司へ主管を変更している。

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