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公開日 2023/04/11 11:26
測定サービスと専用ソフトを提供

ソニー、音楽スタジオの音場をヘッドホンで再現する「360 Virtual Mixing Environment」。測定サービスなど提供

編集部:小野佳希
ソニーは、音楽スタジオの音場環境をヘッドホンで高精度に再現するという独自立体音響技術「360 Virtual Mixing Environment」(360VME)の測定サービスとソフトウェアの提供を開始すると発表した。測定サービス、ソフトウェアともに、6月を目処に提供開始を予定している。

360 Virtual Mixing Environment

スタジオエンジニアなどプロ向けを想定したサービス。提供価格は未定だが、500ドル程度になる見込みだという。

測定サービスでは、スタジオで利用者の聴感特性などを正確に測定し、個人最適化された360VMEのプロファイルデータを作成。そのプロファイルデータを用いて専用ソフトウェアでヘッドホン向けにレンダリングし、ヘッドホンでスタジオの音場環境を仮想的に再現する。

専用ソフトウェアはDigital Audio WorkstationソフトウェアおよびAudio Futures社のプラグインソフトウェア「360 WalkMix Creator」と連携。360 WalkMix Creatorによって、主要なDAWで360 Reality Audioコンテンツの制作を行える。

360VMEは、どのヘッドホンでも利用可能。一方で、本日同時発表した同社初の開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」が「360VMEの性能を最大限に発揮できる」ヘッドホンだとアピールしている。

ソニー初の開放型モニターヘッドホン「MDR-MV1」

測定サービスの提供に際し、ソニーは日米3箇所のスタジオとパートナーシップを締結。日本国内では、東京にある音楽スタジオ「MIL Studio」にて測定サービスの実施および専用ソフトウェア提供を行う。

ソニーでは、音楽、映画、ゲームなどにおいて立体音響コンテンツが増えている状況に言及。従来、立体音響コンテンツの制作はマルチスピーカー環境が整備されたスタジオで行われることが多く、対応したスタジオが限られていることが制作上の課題となっていたと、360VMEを開発・提供するに至った背景を説明する。

ヘッドホン用のバーチャルサウンド技術や環境最適化・個人最適化などのソニーの360立体音響技術を活用した360VMEによって、場所の制約を受けずにスタジオの音場環境で立体音響コンテンツを制作することを可能にするとしている。

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