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公開日 2022/12/02 12:53
新開発のソフトシルバーコートケーブルが付属

final、3万円台の有線イヤホン「A5000」。独自ドライバーと音質評価法で“奥行き感”を実現

編集部:成藤 正宣
finalは、自社開発のダイナミックドライバー「f-Core DU(エフコアDU)」を搭載する有線イヤホン「A5000」を、2022年12月23日より発売する。市場想定価格は税込32,800円前後。予約受付は本日12月2日より開始する。

「A5000」

有線イヤホンのフラグシップモデル「A8000」開発時に確立した、同社独自の音質評価法に基づく音質設計を実施。同社が「トランスペアレントな音」と呼ぶ、距離が離れたところに定位した音もクリアに知覚できる音の印象に加え、中低域の細かな音の聴き取りやすさも追求。音の立ち上がりがよく、一音一音に奥行きが感じられるサウンドを実現したとする。

独自の音質評価法に基づく設計で、一音一音に奥行きが感じられるサウンドを実現

ドライバーユニットとして、振動板/ボイスコイル/磁石/磁気回路/接着剤などの部材から生産機器にいたるまで独自に設計した、6mmダイナミック型「f-Core DU」を左右1基ずつ搭載。フロントハウジングには磁力の影響を受けにくく比重の高い真鍮を採用。ボイスコイルには30μの超極細CCAWを使用することで振動板の時間応答性能を高め、また最小限の接着剤で組み立てることで可動部の徹底的な軽量化を図った。

さらに振動板の製造では、一般的なものの1/3程度の小ロットで丁寧にプレス加工を行い、圧力の偏りを抑制。歪みのない均一な形に成形しているという。

ハウジングはABS樹脂製で、同社の有線イヤホン“Bシリーズ”で確立したデザインを踏襲。耳に装着した際、3ヶ所に均等な圧力で接することで、様々な耳の形状で快適な装着感が得られるとしている。

2pin端子でのケーブル着脱に対応

新開発の8芯ソフトシルバーコートケーブルが付属

0.78mm 2pin端子でのケーブル着脱に対応し、本モデル用に新開発した8芯ソフトシルバーコートケーブルが付属。シルバーコートOFC線を丁寧に編み込むことで、柔らかさや取り回しの良さに配慮。2pinコネクターも自社開発のパーツを採用し、高精度に仕上げたとのこと。ケーブルのこすれるタッチノイズを軽減するためのイヤーフックも同梱する。

イヤーピースはシリコン製の「TYPE E」を5サイズ(SS/S/M/L/LL)同梱。軸の色をそれぞれ変えることで左右やサイズの判別をしやすくしている。ほか、シリコン製のイヤホンキャリーケースも付属する。

シリコン製のTYPE Eイヤーピース5サイズ、シリコンケースなどが付属

感度は100dB/mW、インピーダンスは18Ω。質量は28g。

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